紫外線があなたの頭皮を老けさせる!?

紫外線があなたの頭皮を老けさせる!?

頭部は、体の中でも太陽に最も近く、紫外線を浴びやすい部位。
特に頭皮は、この時季に急増する紫外線量の影響もあり顔以上に影響を受けやすいのです。
抜け毛・薄毛など頭皮の老化を防ぐために、今すぐ紫外線対策を始めましょう。

目次

頭皮は、顔の約2倍の 紫外線を浴びている
毛母細胞を攻撃するA波 バリア機能を壊すB波
A波(U-A)
B波(UV-B)
今すぐの紫外線対策が頭皮老化を防ぐ!
必見!紫外線ダメージ攻略法
Point①育毛剤で毛根に栄養をしっかり補給
Point②マッサージで頭皮を活性化
Point③日傘で紫外線をカット
Point④毛髪パックでダメージを修復
編集後記
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頭皮は、顔の約2倍の 紫外線を浴びている

初夏の日差しは真夏ほど強烈ではないため、実際の紫外線量を見誤り、油断している方が多いようです。

しかし、この時季の紫外線は、すでに真夏に匹敵するほどの量に達しています。

肌老化を進行させる原因の約60%は紫外線にあると言われ、加齢よりも影響が大きいとされています。そんな紫外線を頭皮に長時間浴びていれば、当然ダメージが蓄積されます。

しかも、体の一番上に位置する頭皮は紫外線を浴びやすく、その量は、顔のなんと約2倍とも言われています。

なのに、頭皮は日焼け止めなどでガードしにくいため、とても無防備な状態。

特に毛髪量が少なめ …という場合は要注意です。毛髪による保護力が弱く、紫外線が直撃してしまうため、抜け毛や薄毛が急速に進行してしまう、頭皮老化の危険度が高いのです。

毛母細胞を攻撃するA波 バリア機能を壊すB波

A波(U-A)

地上に届く紫外線には、A波(UV-A)とB波(UV-B)があります。
A波は皮膚の奥まで到達し、じわじわと細胞を攻撃する怖い紫外線。

シワやたるみを進行させる老化紫外線で、全体の90 %を占めています。頭皮においては、髪を作る毛母細胞にも損傷を与えるため、髪の成長に深刻な悪影響を及ぼします。

B波(UV-B)

一方、エネルギーの強いB波は、日焼けや乾燥、炎症などを引き起こし、頭皮のバリア機能を弱らせます。

これにより、皮脂の酸化や毛穴づまりなど、毛根への負担が大きくなります。また、毛髪のキューティクルを破壊するため、頭髪に直接的なダメージを与えます。その結果、パサつき、切れ毛、枝毛など、ツヤやハリを奪い取り、ボロボロの髪に変質してしまうのです。

頭皮は日焼けや炎症を起こしていても、顔のようにすぐに確認ができません。気づきにくい頭皮だからこそ、十分な紫外線対策を行いたいものです。

UV

 

今すぐの紫外線対策が頭皮老化を防ぐ!

紫外線はとにかく「浴びない」ことが第一。

外出時は必ず日傘などを活用し、紫外線から頭皮を保護しましょう。
ただし、帽子は頭皮を圧迫し、蒸れから雑菌繁殖の原因にもなりますので注意が必要です。

紫外線によって乱れた頭皮のバリア機能を高めることも大切。
そのためには、「保湿」をしっかりと行い、うるおいと皮脂のバランスをしっかり保つようにしましょう。

バリア機能がきちんと働いている頭皮は、紫外線のダメージが侵入しにくく、ダメージの回復力にも優れます。
キューティクルが壊れた毛髪のケアは、トリートメント効果の高いコンディショナーを活用しましょう。

髪と頭皮にうるおいと栄養をたっぷりと補給することで、髪の毛はツヤツヤに。
紫外線に負けない、ハリ ・コシに満ちた健やかな髪が育まれます。

必見!紫外線ダメージ攻略法

紫外線を浴びないためには?もし浴びてしまったら?
すぐできる攻略法をご紹介します。

Point①育毛剤で毛根に栄養をしっかり補給

うるおいと栄養をたっぷりと与え、紫外線ダメージで乱れた頭皮環境をリセット。髪を育てる土壌をつくりましょう。

Point②マッサージで頭皮を活性化

血行を促進するマッサージはとても 重要。地肌に優しいマッサージブラシを使えば、頭皮の活性化に効果的です。

Point③日傘で紫外線をカット

日傘は、UV加工されたものを選びましょう。これだけで頭皮が浴びる紫外線量は大幅にカットできます。

Point④毛髪パックでダメージを修復

コンディショナーで毛先までたっぷりと覆い、5分ほど放置してから流します。週に1~2回の定期ケアが大切です。

編集後記

紫外線は気温や天気に関係なく一年中降り注いでいますが、目に見えないだけに注意を怠りがち。頭皮への悪影響を考えると、紫外線シーズンはもちろんですが、冬でも曇りの日でも、常時紫外線対策を心がけることが大切です。


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