リンス・コンディショナー・トリートメントの正しい使い方
公開日2013.12.06
更新日2023.05.05
先日のこと、こんな質問を受けました。
「リンスとコンディショナーとトリートメントの違いがよくわからないんです」
確かに、何となく使っているけれど、その違いを正確に分かっているかといったら、
意外に誤解していることって多そうです。
たとえばこんな声があります――
目次
- リンスー・コンディショナー・トリートメントの誤った使い方の例
- リンスとコンディショナーは髪を保護するもの
- リンスの役割
- コンディショナーの役割
- トリートメントは毛髪の内部にまで栄養を補給できる
- リンス・コンディショナー・トリートメントの使い方
- シャンプーをしっかりと流す
- 髪の傷んだ箇所を中心に塗布する
- 適度にすすぐ
- でも実はそれほど違いは・・・
リンスー・コンディショナー・トリートメントの誤った使い方の例
- リンスしてからトリートメントをしています。
- コンディショナーはダメージヘアを修復してくれる。
- 髪をしっとりさせたいから、コンディショナーはあまり洗い流しません。
- トリートメント剤で頭皮マッサージも行っています。
- 前に使っていたシャンプー&リンスのリンスだけが、まだ残っているので、新しいシャンプー&コンディショナーと残ったリンスと全部を使っています。
皆さん、髪の毛のためにやっているわけですが、これって正しいのでしょうか?
頭皮や髪の毛のためになっているのでしょうか?
もしかしたら、あなたの使い方はフケや薄毛の原因になっているかも知れません。
そこで今回はヘアリンスとヘアコンディショナー、トリートメントのそれぞれの特徴と、正しい使い方についてのお話です。
リンスとコンディショナーは髪を保護するもの
リンスやコンディショナーの役割を考えてみましょう。
リンスが使われるようになったのは、今から50年くらい前のこと。「酸性リンス」といわれるものでした。
当時は石鹸で髪を洗っていたのですが、石鹸はアルカリ性で皮脂を落とす力が強すぎてしまうんですね。洗髪すると、ごわごわになってしまう。そこでリンスが登場したわけです。
リンスの役割
・アルカリ性に傾いた髪を弱酸性にもどす
・髪に油分を補い、指通りをよくする
ところが私たちが使っている最近のシャンプーは弱酸性なので、酸性リンスの出番は減ってきました。
新たに登場したのがコンディショナーです。コンディショナーは、リンスよりも髪の表面のコンディションを整える力が強いものといえるでしょう。
コンディショナーの役割
・髪の表面をコートしてキューティクルを守る
・静電気の発生を抑えて、髪を摩擦から守る
・シャンプーによって失われた髪の油分を補う
ただ最近ではリンスも機能がグレードアップしてコンディショナーとほぼ同じ役割を果たしています。メーカーによってはリンス=コンディショナーと捉えているようです。
リンスもコンディショナーも髪に被膜を作ってコートし、ダメージから守ってくれるもの。私たちもリンスとコンディショナーは同じ役割と考えていいと思います。
トリートメントは毛髪の内部にまで栄養を補給できる
リンスやコンディショナーが髪の外をコートするのに対して、トリートメントは、髪の内部に成分を浸透させ、髪の痛みを修復する効果があるといわれています。
もうご存知だと思いますが、髪はほとんどがタンパク質でできています。傷んでスカスカになってしまった髪は、タンパク質が失われている状態なんですね。
そのスカスカの隙間を埋めてあげるのが、トリートメントの役割です。
ところでよく迷うのがコンディショナーとトリートメントの使い方ですよね。普段はシャンプーした後、コンディショナーを使う。ダメージを感じるときは、シャンプーした後、トリートメント。これが一般的のようです。
アウトバスのトリートメント少し使い方が異なり、髪を軽く乾かしてから使い、その後でドライヤーでしっかりと乾かします(メーカーによって違いはあります)。
リンス・コンディショナー・トリートメントの使い方
ここがとても重要ポイントなのですが、
最近では一般的に知られているかもしれませんが、
リンスの使い方、コンディショナーの使い方、トリートメントの使い方は下記の通りです。
1.シャンプーをしっかりと流す
2.髪の傷んだ箇所を中心に塗布する
3.適度にすすぐ
シャンプーをしっかりと流す
シャンプー剤が頭皮に残らないようにシャワーなどでしっかり洗い流します。
皮脂や汚れが多い場合は2度洗いをおすすめします。
髪の傷んだ箇所を中心に塗布する
洗髪後、水気をとって適量を髪の傷んだ箇所を中心に塗布し、全体になじませます。
リンスもコンディショナーも髪の毛だけにつけ、頭皮にはつけないこと。頭皮についてしまうと、毛穴をふさいでしまいます。
すると皮脂や汗が毛穴に詰まったり、雑菌が繁殖して炎症を起こしてしまったりして、かゆみ、フケ、薄毛の原因になってしまうのです。
適度にすすぐ
塗布後しばらくしてから、髪や頭皮に残らないよう、ぬるつきを感じなくなるまですすぎます。
コンディショナー、トリートメント、リンスが頭皮についている状況で頭皮マッサージしていた方はもう止めましょうね。
リンスもコンディショナーもしっかりと洗い流すことが大切なんです。
でも実はそれほど違いは・・・
い最先端の情報をちょっとお話いたしますね。メーカーが商品にさまざまな機能を盛り込むようになり、じつは区別することに意味がなくなってきているのが現状なんです。
リンスやコンディショナーでもトリートメントの機能を持つものが多く出ています。実はマイナチュレコンディショナーもトリートメント効果の成分を配合しています。
あなたがリンスか、コンディショナーか、トリートメントか、どこに重きを置くかで選べばいいのですよ。
ただし、もしあなたがアウトバスケアに育毛剤を使いたいとお考えなら、コンディショナーにはノンシリコンのものを使うことをオススメします。
髪が乾燥しやすい季節です。コンディショナーやトリートメントを上手に選んで
乾燥によるダメージから、髪を守ってあげましょうね。