薬膳で秋養生!「肺」と「腎」を整え健やかな髪へ

薬膳で秋養生!「肺」と「腎」を整え健やかな髪へ

目次

薬膳で秋養生!「肺」と「腎」を整え健やかな髪へ
東洋医学の「陰陽五行説」と髪の健康
陰陽と五行の考え方
相生と相剋の関係
秋は髪の不調に陥りやすい季節
「肺」と「腎」の関係
秋の乾燥と髪への影響
薬膳を取り入れて健やかな髪を育む
薬膳の秋養生とは?
秋の夜長に薬膳で美髪ケアを始めよう
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薬膳で秋養生!「肺」と「腎」を整え健やかな髪へ

秋は乾燥が気になる季節。
東洋医学の視点から見ると、「肺」を労り、「腎」を補うことが美しい髪を育む鍵とされています。
「陰陽五行説」の考え方を取り入れた薬膳で、健やかな髪と体を目指してみませんか?

東洋医学の「陰陽五行説」と髪の健康

「陰陽五行説」は東洋医学の基本的な考え方で、体と自然界のつながりを示した理論です。
これを理解することで、秋の乾燥対策や髪の健康に役立てることができます。

陰陽と五行の考え方

陰陽論:あらゆるものは「陰」と「陽」で構成され、そのバランスによって状態が変わる。
五行説:自然界のものを「木・火・土・金・水」の5つに分類し、これを体の機能に当てはめた考え方。

五行説では、「肺」は「金」に属し、「腎」は「水」に属します。
このように臓器同士が互いに影響を与えながら、体全体のバランスを保っています。

相生と相剋の関係

五行には「相生(そうせい)」と「相剋(そうこく)」という二つの作用があります。
相生(促進):相手の働きを促進して、臓器が活発に機能するようサポート。
相剋(抑制):相手の働きを抑えてバランスを取る。

「肺」と「腎」の関係は相生の関係にあり、肺が健康であれば腎の働きも促されるため、髪も健やかに保つことができます。

秋は髪の不調に陥りやすい季節

秋の乾燥は肌や髪に影響を及ぼします。
東洋医学の「陰陽五行説」によれば、秋は「肺」に属する季節。
肺の機能が低下すると、体のうるおいが不足しやすくなり、その影響が頭皮や髪にも及びます。

「肺」と「腎」の関係

陰陽五行説では、「肺」は体の乾燥を防ぎ、「腎」の機能を助ける働きがあるとされています。
「腎」は髪に深い関係があると考えられ、腎のパワーが弱まると、抜け毛や白髪といった髪の悩みが増えることも。このため、「肺」を労わり「腎」を補うことが、髪を健やかに保つ秘訣なのです。

秋の乾燥と髪への影響

ここで注意すべき乾燥とは、実際の頭皮や髪が乾くことだけではなく、「肺」のうるおい不足を指します。
肺が乾燥状態に陥ると、喉や鼻の不調にもつながるため、全身の健康にも影響を及ぼします。

薬膳を取り入れて健やかな髪を育む

乾燥対策として水分を多く摂るだけでは、五行のバランスを崩す原因になりかねません。
東洋医学では、乾燥を防ぎ、体にうるおいを与える「食べ物」を重視しています。
この考えを基にした食事が「薬膳」です。

薬膳の秋養生とは?

薬膳では、旬の食材を使って体のバランスを整えます。
秋は乾燥に負けない体づくりが大切。
体にうるおいを与える食材を積極的に摂ることで、「肺」や「腎」の働きをサポートし、髪の健やかさにもつながります。

おすすめの食材:
– サバ
– れんこん
– ねぎ
– 春菊
– ゆり根
– ピーナッツ
– 白きくらげ
– 梨
– さつまいも
– ぶどう

旬の食材を取り入れるだけで、体の調子が整いやすくなるため、特別な調理法をしなくても手軽に始められるのが薬膳の魅力です。

秋の夜長に薬膳で美髪ケアを始めよう

忙しい日々の中で、薬膳を取り入れるのは難しそうに感じるかもしれません。
しかし、日々の食事に旬の食材を少しずつ加えるだけでOKです。
梨やさつまいも、ぶどうなど、秋ならではの食材を意識して取り入れてみてください。

育毛剤や頭皮マッサージなど、普段のヘアケアに加えて、薬膳を活用した体の内側からのアプローチで、五行のバランスを整え、より健やかな髪を目指しましょう。

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