髪と頭皮を内側から整える「海老」のチカラ
公開日2026.03.09
更新日2026.03.09
目次
- 冬の薬膳と海老の力
- 冬は「腎」を養う季節
- 海老がもつ温めの性質
- 髪と頭皮を整える食養生
- 干し海老の上手な活用法
- 相性のよい食材の組み合わせ
- 陰陽五行説の基本
- 五行と体の関係
- 相生と相剋のバランス
冬の薬膳と海老の力
冬は「腎」を養う季節
東洋医学では、冬は「腎」をいたわる季節と考えられています。腎は生命エネルギーの源とされ、年齢を重ねることで変化を感じやすい髪や頭皮の状態とも深く関わる存在です。
50代になると、「ハリやコシがなくなってきた」「乾燥や抜け毛が気になる」といったお悩みを抱える方も少なくありません。冷えが強まる冬は、巡りが滞りやすくなるため、内側から整える意識が大切になります。
毎日の食事で体を温め、腎をいたわることが、健やかな美しさの土台づくりにつながると考えられています。
海老がもつ温めの性質
薬膳において海老は「温性」の食材に分類されます。体を内側から温める性質があるとされ、冷えを感じやすい季節の養生に取り入れられてきました。
また、海老は腎を補う食材としても知られています。年齢による変化があらわれやすい髪や頭皮を、内側から支える食材のひとつといえるでしょう。
さらに、海老には良質なたんぱく質、亜鉛、アスタキサンチンなどが含まれています。これらの栄養素は、日々の食生活の中で健康を支える大切な成分です。特定の効果を保証するものではありませんが、バランスのよい食事の一部として取り入れることで、健やかな毎日をサポートしてくれます。
髪と頭皮を整える食養生
干し海老の上手な活用法
より手軽に取り入れたい方には、干し海老がおすすめです。干すことで旨味と栄養が凝縮されているといわれ、少量でも風味豊かに仕上がります。
スープやお味噌汁のだし代わりに加えたり、炒め物やお粥にひとさじ加えたりするだけで、体を温める食卓になります。忙しい日でも無理なく続けられるのが魅力です。
日々の積み重ねが養生の基本。特別なことをするのではなく、いつもの料理に少し工夫を加えることから始めてみてください。
相性のよい食材の組み合わせ

海老と一緒に取り入れたいのが、ねぎや根生姜などの体を温める食材です。旬の食材同士を組み合わせることで、冬らしいやさしい温もりを感じられる一品になります。
また、黒ごま、黒豆、山芋、クコの実、酒粕なども、腎を意識した食養生でよく用いられる食材です。黒い食材は腎と関わりが深いとされ、年齢を重ねた女性の食卓におすすめされています。
日々の食事は、未来の自分への贈り物。体をいたわる気持ちを込めて、丁寧に選んでみましょう。
陰陽五行説の基本

五行と体の関係
東洋医学の考え方のひとつに陰陽五行説があります。自然界のあらゆるものを「木・火・土・金・水」の5つの要素に分け、体の働きや季節との関係をとらえる理論です。
それぞれには対応する臓器や季節があります。
* 木(肝)…春
* 火(心)…夏
* 土(脾)…梅雨
* 金(肺)…秋
* 水(腎)…冬
冬にあたる「水」は腎と結びつき、性質は「下に流れる」「冷やす」とされます。だからこそ、冬は冷えに注意し、意識して温めることが大切だと考えられているのです。
相生と相剋のバランス
五行には、互いに助け合う「相生(そうせい)」と、抑制し合いバランスを保つ「相剋(そうこく)」の関係があります。
相生は、ある要素が次の要素を生み出し、力を与える循環です。一方、相剋は行き過ぎを抑え、全体の調和を守る働きをします。
私たちの体も同じように、どこか一つだけを整えればよいというものではありません。全体の巡りやバランスを意識することが、年齢を重ねた体にはとても大切です。
冬は、自分自身を見つめ直す静かな季節。旬の食材である海老の力を借りながら、内側から温める食養生を取り入れてみてはいかがでしょうか。
日々の小さな習慣が、これからの美しさと健やかさをやさしく支えてくれます。
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