洗いすぎでおきる頭皮のトラブルとは|洗いすぎを防ぐ洗髪方法、シャンプーの選び方も解説

洗いすぎでおきる頭皮のトラブルとは|洗いすぎを防ぐ洗髪方法、シャンプーの選び方も解説

頭がかゆい、フケが大量に出る、嫌なニオイがするなどの頭皮トラブルを抱える方は多くいます。そのトラブルの原因は、もしかすると「洗いすぎ」かもしれません。

この記事では、頭皮に関する悩みを持っている方に向け、洗いすぎによっておこる頭皮トラブルと対策を解説します。洗髪の頻度、シャンプーの選び方など具体的に解説しているので、お悩み解消に役立ててください。

目次

頭皮の洗いすぎになる原因とは
洗髪のしすぎ
洗浄力の強いシャンプー
誤った洗髪法
頭皮の状態を悪くする「洗いすぎ」
皮脂膜が失われて乾燥する
皮脂の過剰分泌がおきる
洗いすぎによって頭皮に起きること
フケ
かゆみ
ベタつき
悪臭
抜け毛
洗いすぎを防ぐポイント①洗髪の頻度
明らかに洗いすぎのケース
適切な頻度とは
洗いすぎを防ぐポイント②シャンプー選び
頭皮の健康に影響のある成分
シャンプーの選び方
洗いすぎを防ぐポイント③洗髪方法
1.ブラッシング
2.予洗い
3.シャンプー
4.すすぎ
5.コンディショナー
6.乾かす
まとめ
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頭皮の洗いすぎになる原因とは

洗いすぎの原因は洗髪の頻度、シャンプーの成分、洗髪方法の3つに分けられます。日々の洗髪を振り返ってみましょう。

洗髪のしすぎ

シャンプーの回数が多すぎると、洗いすぎによって頭皮にダメージを与える恐れがあります。どのくらいの頻度が適しているかは、体質や頭皮のコンディションなどによって人それぞれです。

洗浄力の強いシャンプー

使っているシャンプーの洗浄力が強すぎると、頭皮に刺激を与えたり、皮脂を落としすぎたりしてしまいます。特に、洗浄力が強い石油系界面活性剤が多く含まれたシャンプーを使うと、洗いすぎになりがちです。

誤った洗髪法

間違った洗髪方法を続けてしまうと、頭皮に負担を与えてしまいます。たとえば、ブラッシングや予洗いの手順を省いたり、ゴシゴシ強くこすったり、熱いお湯をかけたりするなどです。

自分にあったシャンプー回数を知る方法や気をつけておきたいシャンプーの成分、正しい洗髪方法については、後ほど詳しく解説します。

頭皮の状態を悪くする「洗いすぎ」

洗いすぎてしまうと、バリアの役割を果たしている皮脂まで取り除いてしまいます。特に、力を入れて洗う習慣がある方や、洗浄力の強いシャンプーを使っている方は要注意です。ここでは、皮脂の不足が頭皮に与える影響を解説します。

皮脂膜が失われて乾燥する

皮脂膜とは、皮脂・はがれた角質・常在菌などでつくられている層です。この皮脂膜をフケやベタつきの原因として、できるだけ洗浄したほうがよいと考える方が少なくありません。

しかし、皮脂膜には頭皮にうるおいを与え、刺激から守る役割があります。洗いすぎてしまうと乾燥やバリア効果の低下を引き起こしてしまいます。

皮脂の過剰分泌がおきる

洗いすぎた結果、皮脂の過剰分泌がおこることもあります。その理由は、必要な皮脂まで取り除いて頭皮が乾燥した結果、過剰に皮脂が分泌されるためです。分泌量が多くなると、ベタつきやニオイ、かゆみなどを引き起こしてしまいます。

洗いすぎによって頭皮に起きること

洗いすぎによる主な頭皮トラブルには、大量のフケ、かゆみ、ベタつき、悪臭、抜け毛があります。対策を知るために、頭皮の状態を確認しておきましょう。

フケ

フケは古くなってはがれ落ちた角質です。皮膚の新陳代謝の働きで、誰の頭皮にも目立たない程度に存在しています。しかし、頭皮を洗いすぎてしまうと、「乾性フケ」や「脂性フケ」が発生してしまいかねません。

乾性フケ

乾性フケは、洗いすぎで皮脂が不足して白い粉状になり、肩などにパラパラと落ちるのが特徴です。頭皮が乾燥すると、まだ古くなっていない角質まではがれてしまい、通常より多くのフケが出ます。

脂性フケ

脂性フケはベトベトして頭皮に付着しているのが特徴です。皮脂が過剰分泌されると、雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮の汚れやホコリなども付着することで、髪の根元あたりに脂性フケが溜まるようになります。

かゆみ

かゆみは頭皮の乾燥や、皮脂の過剰分泌による不衛生な状態が原因です。頭皮が乾燥すると、バリア機能が低下して刺激に敏感になります。また、皮脂が毛穴に詰まったり菌が増殖したりすることも、かゆみの原因です。

ベタつき

ベタつきは、先述のように洗いすぎで頭皮が乾燥した結果、皮脂の分泌が活発になるためにおきます。脂性フケが発生して頭皮にこびりつくようになると、さらにベタつきがひどくなります。

悪臭

皮脂の過剰分泌で皮脂が毛穴に詰まって酸化すると、不快なニオイがします。また、皮脂が雑菌の栄養となって悪玉菌が増えることも、ニオイの原因です。頭皮の皮脂腺は体のなかで最も多くあるため、強いニオイが出てしまうこともあります。

抜け毛

皮脂不足や雑菌の増殖が起きると、頭皮の健康状態が悪くなり、発毛に影響を与えます。

また、頭皮がかゆくてかきむしることが、抜け毛の原因になることもあります。乾燥によるダメージや皮脂が毛穴に詰まって不衛生な状態になることで炎症が起き、抜け毛につながってしまいます。

洗いすぎを防ぐポイント①洗髪の頻度

シャンプーの回数について、あまり深く考えたことがない方も多いのではないでしょうか。ここでは、自分にあった洗髪の頻度を選ぶ目安を解説します。

明らかに洗いすぎのケース

1日に何度も洗髪をするのは、ほとんどの方にとって洗いすぎになります。必要な皮脂も落としてしまうため、頭皮の乾燥と、それに続く皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまいかねません。

適切な頻度とは

適切な頻度は、体質や過ごしている環境によって違います。とはいえ、頭皮をよい状態に保つための目安をつけることは可能です。肌質・髪質、季節、ライフスタイルにわけて、自分にあった頻度を見つける方法を解説します。

肌質・髪質

頭皮が乾燥気味の方は、洗浄成分の強すぎないアミノ酸系シャンプーを使うのがおすすめです。

脂性肌でベタつきを感じる場合は、毎日洗髪してもかまいません。ただし、皮脂を取りすぎないように注意しましょう。

季節

夏は皮脂や汗が出やすい季節なので、1日1回がおすすめです。逆に冬は夏に比べると汗をかきにくいため、2日に1回を目安にします。1日1回洗わないと気持ちが悪いという場合は、お湯だけで洗うなど工夫しましょう。

ライフスタイル

汗をかきやすい仕事をしている方や、ほこりや汚れなどがつきやすい屋外の仕事をしている方などは、毎日洗髪したほうが頭皮を衛生的に保てます。また、日常的に運動をしている方も同じです。その日の汚れを落とせればよいので、過ごし方によって柔軟に頻度を調整しましょう。

洗いすぎを防ぐポイント②シャンプー選び

自分にあったシャンプーを使うことも、洗いすぎを防ぐ方法のひとつです。ここでは、シャンプーの成分やタイプについて解説します。

頭皮の健康に影響のある成分

シャンプーには、頭皮の健康に悪影響を与える恐れがある成分が含まれています。ここでは、シャンプー選びの際に知っておきたい、3つの成分を解説します。

石油系界面活性剤

石油系界面活性剤は、洗浄力や脱脂力が強い成分です。泡立ちがよく皮脂をさっぱり落とせるうえに安価なため、市販のシャンプーの多くに使われています。一方、頭皮の乾燥を招きやすいことに注意が必要です。

防腐剤

防腐剤はシャンプーの殺菌・防腐に使われており、具体的にはパラベン、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、エタノールなどの名前が含まれる成分です。

防腐剤は頭皮に必要な常在菌を取り除いてしまう可能性があります。また、敏感肌の方は刺激を感じることがあります。

タール系色素

タール系色素は石油系の原料から作られる着色料で、成分表には「赤201」のように色と番号で書かれます。タール系色素はアレルギー反応を引き起こす可能性がある成分です。

シャンプーの選び方

洗いすぎを防ぐには、洗浄力がマイルドなタイプを選ぶと効果的です。皮脂を取りすぎないアミノ酸系またはベタイン系のシャンプーが適しています。

ただし、これらは洗浄力が弱いため、皮脂が多い方や日常生活で汚れがつきやすい方は、洗いすぎに注意しながら、石鹸系や高級アルコール系のシャンプーも検討しましょう。

洗いすぎを防ぐポイント③洗髪方法

洗いすぎを防ぐためには、正しいシャンプーの手順と仕方を守ることが大切です。6つのステップに分けてポイントを解説します。

1.ブラッシング

髪を濡らす前にはブラッシングをしておきましょう。もつれを解くことで、指が髪に引っかかって頭皮に負担をかけることを防げます。また、ホコリや頭皮についたフケを浮き上がらせ、汚れが落ちやすくなります。

2.予洗い

予洗いとはぬるま湯で髪と頭皮を洗うことです。熱いお湯を使うと、頭皮の乾燥の原因になってしまうので注意しましょう。

実は、この予洗いだけで、ほとんどの汚れは落とせます。洗髪の頻度を減らしたい場合は、予洗いで終わらせてもよいでしょう。

3.シャンプー

シャンプーをする際には、まず手のひらで泡立ててから、髪や頭皮につけます。直接、頭皮にシャンプーをかけてしまうと刺激が強い場合があるためです。洗うときは、指の腹を使いましょう。爪を使うと頭皮を傷つけてしまいます。

4.すすぎ

時間をかけて全体を完全に洗い流します。シャンプーが残っていると髪が乾燥するうえ、頭皮に悪影響を与える成分が残ってしまいます。

特に耳の後ろ、首の付近、頭頂部などのシャンプーが残りやすい場所に気をつけながら、頭全体をすすぎ流してください。

5.コンディショナー

コンディショナーは髪の毛に必要な成分なので、なるべく頭皮につかないようにしましょう。また、シャンプーと同じように、頭皮に残らないようにしっかり洗い流すことも大事です。

6.乾かす

洗髪後はなるべく早くドライヤーで乾かします。雑菌が増える可能性があるため、洗髪後に時間を空けないようにしましょう。

ドライタオルで水分を取っておくと、ドライヤーの熱による髪や頭皮のダメージを少なくできます。

まとめ

フケやかゆみなどの頭皮トラブルは、洗いすぎが原因の可能性があります。洗髪の頻度やシャンプーの方法を見直して、健康な頭皮環境を守っていきましょう。シャンプーを変えることも効果的です。

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