産後の抜け毛で前髪が薄くなる!?7つの原因や対策・カバーする方法をわかりやすく紹介

産後の抜け毛が気になる期間

産後の抜け毛は、出産後2～3ヵ月後に気になり始め、1年くらいで落ち着くのが一般的です。ただし、抜け毛が気になる時期は人それぞれで、大きな個人差があります。なかには数ヵ月で落ち着く人もいれば、1年以上経ってやっと落ち着く人もいます。産後の抜け毛であれば、しばらく続いても不安になることはありません。

産後の抜け毛が気にならない人もいる

産後の抜け毛はすべての人が体験するわけではなく、まったく気にならないという人もいます。産後は髪が抜けるという話を聞いていると抜け毛がないことに不安を感じるかもしれませんが、異常ではないため心配いりません。とはいえ、時間が経ってから抜け毛が気になり始める可能性もあるので、対策はしておいたほうが安心です。

産後の抜け毛7つの原因

産後の抜け毛には7つの原因が挙げられます。それぞれ詳しく解説します。

女性ホルモンの分泌が乱れている

産後は女性ホルモンの分泌が乱れて抜け毛を引き起こします。そもそも髪には髪が成長する「成長期」、髪の成長が止まる「退行期」、髪が抜け落ちる「休止期」があります。妊娠すると女性ホルモンが増加することで、髪は成長期を維持してなかなか抜けません。

ところが、産後は女性ホルモンが急激に減少するため、髪は一気に退行期へと進みます。産後は本来であれば妊娠中に抜け落ちるはずだった髪と、通常通り抜け落ちる予定だった髪が一度に抜けるため、急に抜け毛が増えたような印象になってしまいます。

髪に必要な栄養が不足している

産後は赤ちゃんのお世話や家事をこなすことで精いっぱいになり、食生活が乱れてしまう人が少なくありません。これまで栄養面に気を使っていた人でも、とりあえず簡単に食べられるものを選ぶようになると、髪に必要な栄養が不足してしまいます。さらに、母乳育児を実践している人は、母乳で栄養がとられて栄養不足になることもあります。

生活の変化によるストレスがある

育児が始まると生活が急激に変化し、ストレスがかかります。初めての出産であれば慣れない育児でストレスを感じますし、上の子がいれば上の子の面倒も見なければなりません。新生児のお世話で睡眠不足になったり、なかなか自分の時間がとれなかったりすることがストレスになることもあります。

ヘアケアがおろそかになる

産後は自由に使える時間がほとんどないため、自分のヘアケアもおろそかになりがちです。周囲に頼れる人がいない場合は、毎日髪を洗うことも難しくなります。入浴する時間はできても、ゆっくり髪を洗う余裕がなければ、洗い残しなどで頭皮を健やかに保てなくなることもあります。ヘアケアがおろそかになることで頭皮環境が悪化することも抜け毛の原因です。

産後ダイエットを過度にしている

産後は妊娠前とは体型が変わってしまうことが多く、早く元の体型に戻そうと過度なダイエットを始める人もいます。しかし、産後のダイエットによる過度な食事制限などは、栄養不足に直結するため無理に行ってはいけません。過度なダイエットが原因で抜け毛の時期が長引くケースもあるため注意が必要です。

高齢出産である

高齢出産も産後の抜け毛の原因となります。高齢出産になると産後の回復までに時間がかかる傾向がある上に、加齢による抜け毛が出てくる時期と重なることがあります。2種類の抜け毛の時期が重なり、産後の抜け毛が長引くことも珍しくありません。

タバコを吸っている

タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があります。血管が収縮されると、全身に酸素や栄養を運ぶ役割のある血液がすみずみまで行き渡りません。すると当然頭皮にも必要な栄養が行き届かなくなるため、抜け毛を誘発してしまいます。タバコは母体にも赤ちゃんにも悪影響を及ぼすため、すぐにやめたほうがよいでしょう。

産後の抜け毛対策6つの方法

産後の抜け毛は、生活習慣や抜け毛対策のアイテムを使用することで対策できます。ここからは、6つの産後の抜け毛対策を紹介します。

バランスのよい食事を心がける

産後は食事をするのもままならないことがあるため、手軽に食べられるお菓子やファストフードで済ませたくなるかもしれません。しかし、産後の抜け毛対策にはさまざまな栄養素をバランスよく摂取することが大切です。バランスのよい食事を心がけることで、抜け毛対策はもちろん、母乳育児をしている場合は赤ちゃんの健やかな健康のためにもなります。

良質な睡眠をとる

髪の成長に必要な成長ホルモンの多くは睡眠中に分泌されるため、しっかり睡眠をとることも産後の抜け毛対策になります。睡眠時間は1日6時間以上が理想です。まとまった睡眠時間がとれなくても、赤ちゃんが眠り始めたら一緒に眠るなどして、少しでも体を休ませましょう。良質な睡眠が育毛を促します。

リラックスする時間をつくる

ストレスがたまるとホルモンバランスが乱れたり、頭皮の血行が悪くなったりして、抜け毛を進行させてしまう可能性があります。リラックスする時間をつくり、ストレスを軽減させることも大切です。「日光を浴びる」「友達と会う」「好きな音楽を流す」などしてストレスをためないようにしましょう。

可能であれば旦那さんや周囲の人にお願いして、短時間でも1人で過ごすと気分をリフレッシュできます。

軽い運動を習慣にする

ストレッチやウォーキングなど、軽めの運動を毎日行うこともおすすめです。血流がよくなるだけでなく、ストレス解消にもつながります。ウォーキングが難しい場合は、軽いストレッチだけでもよいでしょう。ただ、母体や育児に支障をきたさないためにも、無理をしない範囲で行うことが大切です。

シャンプーを替える

産後はホルモンバランスの影響により、肌が敏感になることがあります。これまで平気だったシャンプーが合わないと感じたら、刺激の少ないシャンプーに替えましょう。特に敏感な人はオーガニックシャンプーを試してみてください。

女性用の育毛剤を使う

女性用の育毛剤を使うことも、産後の抜け毛対策になります。頭皮のことを考えてつくられた育毛剤で頭皮環境を整えながら、頭皮に必要な栄養を届けましょう。デリケートな頭皮のためにも、女性専用のなるべく刺激が少ないものを選びます。育毛剤はすぐに実感できるものではないため、少なくとも6ヵ月は続けることがポイントです。

前髪の薄毛をカバーする方法

抜け毛対策を行ったからといって、すぐに改善するわけではありません。そこで、前髪の薄毛をカバーできる方法を紹介します。

帽子やバンダナを活用する

前髪の薄毛を手軽にカバーできるのが、季節を問わず着用できる帽子やバンダナです。どちらも種類やデザインが豊富なので、コーディネートを楽しみながら気になる薄毛をカバーできます。帽子やバンダナを活用すると、薄毛をカバーするとともに頭皮を紫外線から守ることもできて一石二鳥です。

ヘアスプレーやワックスで固めておさえる

生えかけてきた中途半端な長さの髪が飛び出して気になる場合は、ヘアスプレーやワックスを活用するのがおすすめです。クシにハードタイプのヘアスプレーを吹きかけ、前髪をとくと飛び出していた髪が固定されて目立たなくなります。大きめのブラシよりも、薄いコームを使用したほうがきれいに仕上がります。まとめ髪用のワックスで前髪を固定することも可能です。

前髪を厚めに作る

前髪を厚めに作ると、下ろした前髪の重さで飛び出している短い髪を抑えられます。シャンプー後、髪を乾かすときに前髪を根元から立ち上げるようにしてドライヤーを当てれば、厚めの前髪もペタンとなりません。厚めの前髪にすると幼い印象になってしまうという場合は、左右どちらかに流しましょう。

まとめ

産後の抜け毛は「出産後脱毛症」や「分娩後脱毛症」とも呼ばれており、個人差はあるものの多くの女性が直面する悩みです。産後特有の女性ホルモンの乱れやストレス、生活習慣などが原因で、ほとんどは一時的な抜け毛なので心配はいりません。とはいえ、生活習慣を意識したり育毛剤を利用したりして、長引かないようしっかりケアすることが大切です。

「マイナチュレ」では、産後の敏感な肌でも安心してケアができる、無添加処方にこだわった商品を提供しています。安心と効果を徹底的に追及した商品を提供し、2020年通販部門敏感肌ヘアケア市場で年間売上1位を獲得しました。産後の抜け毛ケアを行う育毛剤は、マイナチュレをお試しください。

マイナチュレ ヘアケア商品はこちら