頭皮と髪の毛の紫外線ケアについて
公開日2023.06.10
更新日2024.07.22
紫外線量は5月からすでにピークを迎えています。
毎年この時期になると、顔のUVケアは気をつけていても、頭皮や毛髪の紫外線対策を見過ごしている方が多いことに驚かされます。
体の一番上に位置する頭皮が浴びる紫外線量は顔の約2〜3倍とも言われており、紫外線は頭皮にも毛髪にも多くのダメージを及ぼします。
目次
- 紫外線は抜け毛や薄毛にも影響する!?
- 頭皮にはより深刻なダメージが…
- 頭皮と毛髪を紫外線から守る3つのポイント
- 頭皮を清潔に保つ
- 保湿をしっかり行う
- 新陳代謝を高める
紫外線は抜け毛や薄毛にも影響する!?
紫外線を浴び続けていると、毛髪が赤茶け、パサつきや切れ毛、枝毛などが目立つようになりませんか?
これは紫外線の影響で、毛髪のキューティクルが剥がれやすくなり、毛髪内部の水分やアミノ酸などの成分が流出してしまうためです。
そのままにしていると毛髪はどんどん脆くなり、きしみやうねり、ハリ・コシの低下など、毛髪の老化にも繋がります。
さらに、毛髪の色素を作り出しているメラノサイトにもダメージを与えるため、白髪の要因にもなっています。
頭皮にはより深刻なダメージが…
頭皮は毛髪に隠れて視覚的にもダメージを認識しにくい上に、日焼け止めなどで保護することができないため、気付かぬうちにダメージが進行しやすいのです。
紫外線による乾燥や炎症はそのまま頭皮のバリア機能の低下に繋がり、皮脂の酸化、毛穴詰まり、雑菌の繁殖など、さまざまなトラブルの要因となります。
さらに、バリア機能が低下した頭皮は紫外線ダメージをより受けやすくなってしまうため、毛根の奥の毛母細胞を損傷してしまうことも。
するとヘアサイクルが乱れ、成長途中の毛髪が抜けてしまったり、毛髪そのものが作られなくなってしまったりという危険性もあるのです。
こうしたダメージの蓄積は、薄毛の進行にも大きく影響していきます。
頭皮と毛髪を紫外線から守る3つのポイント
紫外線対策には頭皮のバリア機能を整えることが重要です。
バリア機能が正常に機能していれば、紫外線による炎症や乾燥などのダメージを防ぐ力も強いのです。
頭皮を清潔に保つ
まずは、シャンプーで頭皮を清潔に保ちます。刺激に敏感になっているダメージ頭皮には、うるおいバランスを整えるアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。
湯船に浸かりながら、頭皮を柔らかくほぐした状態で行うと、毛穴詰まりが無理なく落とせます。
保湿をしっかり行う
次にしっかりと保湿。シャンプー後はコンディショナーで水分と油分のバランスを整え、うるおいで保護しましょう。
新陳代謝を高める
さらに、保湿効果の高い育毛剤をたっぷりと使い、ていねいにマッサージ。
血行を促進し、新陳代謝をアップすることでバリア機能も向上し、紫外線ダメージに負けない頭皮環境へと整えます。
また、紫外線により発生する活性酸素は頭皮細胞のコラーゲンを破壊します。
レモン、ブロッコリー、赤パプリカ、ピーマンなどのコラーゲン生成をサポートするビタミンCを多く含む食品を摂ると良いでしょう。
外出時は日傘を使用し、紫外線を浴びないようにすることも大事です。