育毛・美髪の大敵!紫外線によるダメージ
公開日2024.09.12
更新日2024.09.12
顔や体の紫外線対策はしていても、頭皮や毛髪を見落としている方は意外と多いので注意しましょう。
目次
- 紫外線による髪と頭皮へのダメージ
- 髪の毛・頭皮日焼けのサイン
- 髪へのダメージ
- 頭皮へのダメージ
- 頭皮と毛髪の紫外線対策 3つのポイント
- 1.頭皮を清潔に保つ
- 2.保湿対策をしっかりする
- 3.新陳代謝を高める
紫外線による髪と頭皮へのダメージ
体の頭頂部に位置する頭皮や毛髪は、「肌の2〜5倍」もの紫外線を浴びると言われています。
ところが、頭皮や毛髪の紫外線対策への意識は低く、見落としている方は意外と多いようです。
紫外線量がピークを迎えるこの時季、隠れダメージを認識しにくい頭頂部は、気付かぬうちにトラブルが深刻化していることもあるのです。
紫外線を浴び続けていると、毛髪を保護しているキューティクルが破壊され、毛髪内部の水分やアミノ酸などの成分が流出しやすくなります。
その結果、毛髪が赤茶けたり、パサつきや枝毛が増えたり、きしみ、うねり、ハリコシの低下などの毛髪の老化にも繋がります。
また、毛髪の色素を作り出しているメラノサイトにもダメージを与えるため、白髪の一因にもなります。
さらに、紫外線による乾燥や炎症は頭皮のバリア機能の低下を招き、皮脂の酸化、毛穴詰まり、雑菌の繁殖など、頭皮環境の悪化につながります。
また、毛母細胞を損傷し、毛髪の成長に悪影響を及ぼすことも。
成長途中の毛髪が抜けたり、毛髪そのものが作られなくなったりという危険性もあり、頭皮ダメージが薄毛の進行にも大きく影響することは言うまでもありません。
髪の毛・頭皮日焼けのサイン
髪へのダメージ
□ 髪色が赤茶けた
□ 手触りが悪い
□ 髪が切れる
頭皮へのダメージ
□ 抜け毛が増えた
□ 赤みや炎症がある
□ 乾燥している
紫外線対策に有効な3つのポイントを押さえたお手入れで頭皮と毛髪の健康を守りましょう。
頭皮と毛髪の紫外線対策 3つのポイント
外出時は日傘をさして頭皮をガード、汗をかいたらこまめに拭き取り刺激を避けるなどの注意に加え、紫外線対策には次の3つのことが大切になってきます。
1.頭皮を清潔に保つ
皮脂や汚れが溜まっていると、毛穴詰まりや皮脂の酸化を起こしやすく、炎症などのダメージにつながります。
まずは、シャンプーで皮脂や毛穴汚れをきちんと落とすことから。
紫外線の刺激や乾燥で敏感になっている頭皮には、うるおいバランスを保つアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
シャンプーの前に湯船に浸かってマッサージを施し、頭皮を柔らかくほぐした状態で行うと無理なく毛穴詰まりが落とせます。
2.保湿対策をしっかりする
シャンプー後はコンディショナーで水分と油分のバランスを整え、頭皮と毛髪をうるおいで保護しましょう。
コンディショナーを選ぶ時は、ツヤを与える植物オイルや毛髪にしなやかさを与えるケラチンなどが配合されているものをチェックするとより効果的でしょう。
3.新陳代謝を高める
保湿効果の高い育毛剤で朝晩たっぷりとうるおいと栄養を補給し、ていねいにマッサージ。
マッサージすることで、うるおいの浸透や血行も促進され、新陳代謝が高まり、バリア機能もアップ。
バリア機能がきちんと働いている頭皮は外的刺激に強く、乾燥や炎症などの紫外線ダメージを防ぐ力があります。
さらに、紫外線を浴びることで発生する活性酸素は頭皮のコラーゲンを破壊し、細胞にもダメージを及ぼすため、コラーゲン生成をサポートするビタミンCを多く含む食品を積極的に摂ることも大切です。
毛髪のもとになるたんぱく質やミネラル類、大豆製品、海藻類なども摂り入れ、バランスの良い食生活を心がけましょう。