薄毛や抜け毛に関与する「女性ホルモン」と「ホルモンバランス」
公開日2025.06.05
更新日2025.06.05

目次
- 女性と育毛の深い関係
- 年齢とともに変わる髪の悩み
- 髪の健康に関わる2つの女性ホルモン
- 女性ホルモンバランスの乱れが髪に与える影響
- ホルモンの減少だけでなく乱れにも注意
- 出産後の抜け毛の原因
- 加齢によるホルモン減少と更年期障害
- 生活習慣の乱れと自律神経の関係
- 男性ホルモンの影響も無視できない
- 女性ホルモンを整えて髪を守る方法
- 規則正しい生活習慣を心がける
- バランスの取れた食事を心がける
- 適切なヘアケアを実践する
- 髪の健康は日々の積み重ねから
女性と育毛の深い関係
年齢とともに変わる髪の悩み
年齢を重ねるごとに、髪のボリューム不足や抜け毛が気になってきていませんか?
それは女性ホルモンの影響が大きく関わっています。
今回は、女性ホルモンと髪の密接な関係、そしてそのバランスが乱れたときの対処法についてご紹介します。
髪の健康に関わる2つの女性ホルモン
髪の美しさを保つためには、主に2つの女性ホルモンが大切です。
エストロゲン
・髪の成長期を延ばし、抜け毛を防ぎます。
・髪の主成分であるケラチンの合成を助け、しなやかで太い髪を育てます。
プロゲステロン
・頭皮の皮脂分泌を抑え、毛穴の詰まりや炎症を防ぎます。
・男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑え、抜け毛を予防します。
女性ホルモンバランスの乱れが髪に与える影響
ホルモンの減少だけでなく乱れにも注意
40代以降、更年期に差しかかると、これらの女性ホルモンの分泌量が減少します。
すると、髪が細くなったり、抜け毛が増えたりするのです。
しかし、女性ホルモンは単に減少するだけでなく、バランスが乱れやすい特徴も持っています。
出産後の抜け毛の原因
妊娠中は女性ホルモンが増加しますが、出産後に急激に減少します。
このホルモンの急激な変動が、産後の抜け毛や薄毛の原因となります。
加齢によるホルモン減少と更年期障害
閉経を迎えるとエストロゲンとプロゲステロンの分泌が大きく減少し、更年期障害の症状が現れます。
髪のハリやコシの不足、抜け毛の増加もその一つです。
生活習慣の乱れと自律神経の関係
睡眠不足やストレスは自律神経に悪影響を与えます。
自律神経が乱れると脳の視床下部の働きが低下し、女性ホルモンの分泌量が減少してしまいます。
男性ホルモンの影響も無視できない
女性の体内にも男性ホルモンは存在しています。
女性ホルモンの減少によってホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンの影響力が強くなり、薄毛が進行しやすくなります。
女性ホルモンを整えて髪を守る方法
規則正しい生活習慣を心がける
十分な睡眠とストレス管理は、ホルモンバランスを保つ基本です。
疲れや不安を溜め込まず、リラックスできる時間を持つことが大切です。
バランスの取れた食事を心がける
髪のもとになる栄養素をしっかり摂ることも欠かせません。以下の栄養素が特に重要です。
たんぱく質:ケラチン生成の原料
亜鉛:ケラチン生成のサポート、ホルモンバランスの調整
ビタミン(B6・ビオチンなど):アミノ酸の代謝を助ける
食事で不足しがちな分はサプリメントの活用もおすすめです。
適切なヘアケアを実践する
ハリやコシがなく細くなった髪には、刺激の少ないアミノ酸系シャンプーを使い、優しく洗いましょう。
また、頭皮マッサージを取り入れると血行が促進され、毛根まで栄養が届きやすくなります。
専用のヘッドブラシを使うのも効果的です。
髪の健康は日々の積み重ねから
女性ホルモンと髪は密接に関わっています。
毎日の生活習慣、食事、ヘアケアを少しずつ見直すことで、年齢を重ねても美しく健康な髪を保つことができます。
焦らずコツコツと取り組んで、しなやかで輝く髪を育てていきましょう。