女性が髪の毛を増やすには?薄毛の主な原因や行うべき10の改善策を紹介

女性が髪の毛を増やすには?薄毛の主な原因や行うべき10の改善策を紹介

加齢やホルモンの変化など、様々なことが要因で女性の抜け毛は増えてしまいます。この記事では薄毛に悩んでいる女性向けに、女性の抜け毛の要因や対処方法、薄毛が目立たないスタイリングの仕方について紹介しています。ぜひお役に立てていただければと思います。

目次

女性の薄毛の特徴
女性の薄毛はおもに4タイプ
分娩後脱毛症
びまん性脱毛症
FAGA
牽引性脱毛症
女性の髪が薄くなる主な原因
季節の変わり目による抜け毛
加齢
ホルモンの変化
過度なダイエット
ヘアサイクルの乱れ
病気による薄毛・脱毛
髪の毛を増やしたい女性が行うべき10の改善策
たんぱく質を意識的に摂取
良質な睡眠を摂る
頭皮のマッサージを行う
適度な運動を行う
頭皮への負担を減らす
シャンプーで頭皮を清潔に保つ
ストレスを溜め込まない
スタイリングを工夫する
分け目が目立たないようにする
ボリューム感を出す
まとめ
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女性の薄毛の特徴

女性の薄毛の症状は、男性によくある薄毛とは異なります。

女性と男性の薄毛の違い
■女性
・頭頂部を中心として全体的に髪が薄くなる
・髪の密度が減る程度で、無毛にはなりにくい

■男性
・額や頭頂部などを中心に髪が薄くなる
・完全に毛が抜け落ち無毛になりやすい

女性の薄毛はおもに4タイプ

女性の薄毛のタイプをおもに4タイプにわけることができます。

分娩後脱毛症

女性は出産を機に、ホルモンバランスが変化します。ホルモンバランスの変化によって、抜け毛が増える場合があります。

びまん性脱毛症

女性を悩ます脱毛症のほとんどが、このびまん性脱毛症です。びまんとは、一面に広がるという意味です。全体的に均一に脱毛が起こります。びまん性脱毛症は男性型脱毛症と同じく、成長することを休んでしまう休止期毛の割合が多くなり、その結果抜け毛が増え、脱毛症へと進んでいきます。

FAGA

FAGA(女性男性型脱毛症)とは、女性の脱毛症で、「びまん性脱毛症」の中の1つです。

主に、加齢や遺伝などが原因で女性ホルモンが減少し、男性ホルモンが優位になることで起こります。

牽引性脱毛症

女性に多い薄毛や脱毛のタイプで、髪の毛の一部分を長い時間、継続的に過度に
引っ張り続けたために起きる脱毛症です。
ポニーテールやお団子ヘアのように髪を強くまとめているようなヘアスタイルを長い時間していると起こる症状です。

女性の髪が薄くなる主な原因

女性の髪が薄くなる主な原因は下記のようなものが挙げられます。

季節の変わり目による抜け毛

季節の変わり目には抜け毛が増えることがあります。特に夏から秋にかけては夏の紫外線ダメージによっていつも以上に抜け毛が増えることがあります。

通常でも1日に50本程度抜け毛はあるものですが、この時期は200本近く抜けることもあります。

加齢

年齢を重ねると頭皮の厚みがなくなり硬く動きにくくなってきます。それは頭の筋肉が萎縮して、頭頂部にある帽状腱膜が下に引き伸ばされてしまうためです。そうすると頭皮の毛細血管も引っ張られて細くなり、髪に酸素や栄養がうまく運べなくなるため、生えにくくなったり脱毛が起こってしまうのです。

ホルモンの変化

産後のホルモンバランスの変化によって抜け毛が増える理由は、毛髪の成長を促す女性ホルモンの一種「プロゲステロン」が産後に減るためです。基本的には半年~1年を目安に元に戻っていきます。

過度なダイエット

偏った食生活や過度なダイエットは髪に栄養が行きわたらなくなり、薄毛の原因となります。
髪の主成分はたんぱく質(魚や肉)です。また摂取したたんぱく質をアミノ酸に分解し、ケラチンに再合成するためには、ビタミンやミネラルも大切なので、バランスの良い食生活を心掛けましょう。

ヘアサイクルの乱れ

ヘアサイクルとは髪が生え変わる周期のことで、成長期、退行期、休止期があります。
ヘアサイクルが乱れていると髪の毛に十分な栄養が届かず、髪の成長期の期間が短くなってしまいます。
発毛よりも抜け毛が多くなってしまうと結果として薄毛になってしまうのです。

病気による薄毛・脱毛

薄毛や脱毛の原因として、下記のような病気が隠れていることがあります。

甲状腺の病気
貧血
膠原病
内臓の持病(腎不全など)

心当たりがあれば早めに受診するようにしましょう。

髪の毛を増やしたい女性が行うべき10の改善策

たんぱく質を意識的に摂取

髪の毛は「ケラチン」というタンパク質で構成されています。強い髪の毛を育てるためには、十分なタンパク質の確保が欠かせません。

財団法人日本食肉消費総合センターによると、大人の体内では1日に200〜300gのタンパク質が分解され、そのうち約55〜70gの分解物質が、髪の毛に使われたり、尿や汗で失われたりしているそうです。この失われるタンパク質が、食事からとるべき最低量とされています。

タンパク質の必要量の目安は、1日あたり成人男性65〜70g、女性55gです。
下記は、厚生労働省の資料を基に、女性に必要な55gのタンパク質を食材で換算したものです。1日3食のメニューにうまくタンパク質を取り入れ、トータルで55g以上を目指しましょう。

良質な睡眠を摂る

「睡眠不足は肌に悪い」とはよく聞くフレーズですが、髪の毛にとっても睡眠不足は大敵です。その鍵を握るのは「成長ホルモン」です。
成長ホルモンの別名は「若返りホルモン」です。全身の細胞の合成反応を促進するため、肌細胞の代謝活性などによる若返り効果が期待されています。髪の毛が成長するメカニズムは肌と同じなので、髪にとっても成長ホルモンは重要です。この成長ホルモンの分泌が増えるのが、睡眠中なのです。

成長ホルモンは寝ているときに増加し、就寝3時間後に最大値となります。髪の毛をしっかり育てるためには、7〜8時間の睡眠を毎日取るようにしましょう。

頭皮のマッサージを行う

頭皮マッサージを行うことで頭皮の血流を良くし、栄養が頭皮に行きわたりやすくなります。
頭皮マッサージのやり方はこちら

適度な運動を行う

成長ホルモンは睡眠中のほか、運動することでも増やすことができます。筋トレや持久運動など、強度の高い運動を行うと、血中の成長ホルモン濃度は200倍程度に増加します。(※) ぜひ、適度な運動を毎日の習慣にしましょう。

頭皮への負担を減らす

髪型やヘアケアによる頭皮への負担を減らすことも、薄毛対策に効果的です。たとえば、髪の毛をきつく縛っていると、頭皮の血流が妨げられてしまいます。同時に、髪の毛を引っ張ることになり、髪への負担が大きくなります。
薄毛を防ぐためにはポニーテールのような髪型は避け、髪への負担をできる限り減らすヘアスタイルを心掛けましょう。

シャンプーで頭皮を清潔に保つ

頭皮タイプに関わらず、正しい方法でのシャンプーは薄毛対策には欠かせません。

髪を洗う前にブラッシングをして頭皮や髪の汚れを落としましょう。頭頂部に血液をあげるイメージで下からの上に向かって血液を押し流すようにするのがポイントです。

シャンプーをする際にはドライタイプ、オイリータイプに関わらず、爪を立てずに、指の腹でやさしくマッサージするように洗いましょう。

髪を洗い、すべて流し終えたら、タオルドライをします。
切れ毛や抜け毛の原因となってしまうので、こすり過ぎないことがポイントです。

ストレスを溜め込まない

精神的なストレスは、薄毛を進行させる原因になります。髪の毛のことを悩むあまり、それがストレスとなってしまっては悪循環です。悩みすぎず、ストレスをためない考え方を取り入れましょう。たとえば、「薄毛が進行したとしても、おしゃれは十分に楽しめる」と知っておくことは、不安を和らげてくれます。増毛・植毛の技術は進化し続けていますし、今すぐにでも取り入れられる「ウィッグ」という手もあります。

スタイリングを工夫する

スタイリングを工夫することで、薄毛をカバーすることができます。
「とりあえずすぐにボリューム感を出したい」という方は、薄毛をカバーできる髪型とスタイリングで解決しましょう。

薄毛カバーのコツは、

①分け目を目立たなくさせる
②ふんわりとしたボリューム感を演出する

といった点がポイントになります。

分け目が目立たないようにする

分け目をカバーするためには、「普段とは異なる分け目を作る」のが手軽でおすすめです。

例えば、つむじ周辺の髪を前へ持ってくるようにすると、分け目の薄毛を隠しつつ、トップにもボリュームを出すことができます。

また、分け目を一直線ではなく、くし先を使って髪を左右交互に交差させてぼやかすのも効果的な方法です。

常に同じ分け目にしていると、髪に癖がつきボリュームが出なくなってしまうので、それを予防するためにも、定期的に分け目を変えてみましょう。

ボリューム感を出す

髪全体にボリューム感を出すためには、「マジックカーラーを使って髪に立体感を持たせる」のがおすすめです。

カーラーを髪に巻き付けて20分程度放置するだけで、簡単にナチュラルなふんわり感を作ることができますよ。

忙しい朝でも、カーラーを髪に巻いたまま他の身支度に時間を割けるので、時短にもなるのも嬉しいポイントです。

また、仕上げにドライヤーで髪を温めてからカーラーを取り外し、スタイリング用のヘアスプレーを吹きかけると、ふんわり感を長く維持できますよ。

まとめ

薄毛の原因や特徴を知り、日頃から対策をしていくことが薄毛や抜け毛を防ぐためには重要です。

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