白髪が増える原因と対策方法は?女性向けの改善方法のまとめ
公開日2019.09.06
更新日2024.01.12
目次
- 女性の白髪の原因
- メラノサイトの機能低下
- メラノサイトが減少する直接的な原因
- 【間接的原因】加齢
- 【間接的原因】遺伝
- 【間接的原因】生活習慣
- 【間接的原因】紫外線
- 【間接的原因】食生活
- 女性の白髪の対策
- バランスのよい食生活
- ストレス発散
- 頭皮マッサージ
- 自分で白髪を染める方法とポイント
- 洗髪後にお風呂で使える
- 分け目の塗り方のポイント
- もみあげの塗り方ポイント
- 生え際の塗り方ポイント
- 白髪を染める際に気をつけたいこと
- 妊娠中の白髪染めはNG?
- 無添加のカラートリートメントを使用する
- まとめ
女性の白髪の原因
40代を過ぎて「急に白髪が増えた」という方もいれば、20代でも「白髪が目立つ」という人もいますよね。
中には、70代で白髪染めもしていないのに、ほとんど髪の毛が黒いという人も。
白髪が目立ち始める年齢は、人それぞれです。
どうして白髪になってしまうのでしょうか。そして女性の白髪の原因は、どのようなことがあるのでしょうか。
メラノサイトの機能低下
白髪になる直接的な原因とされているのは「メラノサイト」の機能低下や減少です。
メラノサイトは髪の色を作り出し、頭皮にある髪の毛を生やし育てる毛母細胞の横にあり、髪の毛の色を作り出すメラニン色素を生成しています。
髪の毛が毛母細胞から生まれた時には、色はまだ白色です。そこにメラニン色素で色を黒くしているのです。
つまり、白髪というのはメラニン色素がつけられなかった状態。
白ではないけど、白っぽい茶色の毛がある時には、色素が薄くつけられたと考えられます。
メラノサイトが減少する直接的な原因
メラノサイトがしっかりと機能すれば、白髪を改善することができますが、残念ながらメラノサイトが減少する直接的な原因は未だ解明されていません。
研究が進み、早く解明されることを願うばかりです。
直接的な原因が不明とはいえ、メラノサイトが減少すると考えられている間接的な原因があります。
【間接的原因】加齢
40代、50代となると白髪は当たり前で、20代などで白髪があると「若白髪」と呼びますよね。
もちろん個人差はありますが、年を重ねることで白髪になるのは、自然なことだからです。
加齢によりメラノサイトの働きが衰え、充分にメラニン色素が髪に着色されることなく伸びることで白髪となっています。
また、加齢が原因の場合は、メラニン色素が徐々に作られなくなることから、白髪も少しずつ増えていきます。
【間接的原因】遺伝
「母親は30代初めから白髪が増えたらしいから、私も同じ時期から白髪になるかも…」という話はよく聞きますよね。
祖父母や親が「白髪が多く、早い時期から白髪があった」という場合には、子供も同じように早い時期から白髪になることがあります。
白髪が遺伝するかどうか、因果関係もまたはっきりと解明されていませんが、遺伝が関係しているのではないかと考えられています。
【間接的原因】生活習慣
運動不足や喫煙、睡眠不足などが白髪の原因になると考えられています。
女性は特にホルモンバランスの影響を受けやすいので、睡眠時間が足りないことでも、ホルモンが乱れることがあります。
忙しくて寝る時間が取れないという人も多いと思いますが、6時間程度は確保できるとよいですね。
運動をあまりする習慣をない人は、歩く距離を増やすなど生活の中から運動をするように心がけましょう。
喫煙する人は本数を減らすなど、なるべく控えるようにしましょう。
【間接的原因】紫外線
紫外線は、頭皮にダメージを与えます。頭皮にあるメラノサイトも影響を受けてしまい、白髪を発生させる原因になると考えられているのです。
しかし頭皮を紫外線から守るという意識は、一般的にまだ浸透していません。
熱中症予防に帽子をかぶったり日傘を差す人も多いですが、これは頭皮や髪の毛を守ることにも繋がりますので習慣にするといいでしょう。
【間接的原因】食生活
髪の毛を作るのは栄養です。
栄養が足りないと髪の毛が細くやせてしまったり、抜け毛、薄毛の原因にもなります。
もちろん白髪のためにも、充分な栄養をとることをお勧めします。
髪のためにはたんぱく質、ビタミン、亜鉛などを積極的にとるとよいのですが、そればかり集中してとるのではなく、バランスよくとるようにしましょう。
その他、白髪のできる原因について、以下で詳しくご説明しています。
おすすめ記事1:白髪が増える原因と対策方法は?女性向けの改善方法を一挙公開
おすすめ記事2:「最近、白髪が増えたかも?」 白髪が少ない人のなぜ
女性の白髪の対策
白髪があるとどうしても老けて見えてしまい、女性は特に気になりますよね。
加齢によるものはどうにもならないにしても、何か対策はないのでしょうか?ここからは女性の白髪対策についてご紹介します。
バランスのよい食生活
具体的に白髪を予防する栄養素は解明されていないものの、バランスの良い食事で、髪の毛を健康的に育てることが期待できます。
日本人に多い黒髪、その黒髪を作るメラニン色素にはチロシナーゼが使われています。
チロシナーゼを作るために必要な栄養素はミネラルやアミノ酸ですが、髪や頭皮にもよい栄養素のため、意識的に摂取したいところです。
ストレス発散
強いストレスを感じたり継続してストレスを受け続けていると、ホルモンバランスが乱れ、メラノサイトの機能が低下すると考えられています。
薄毛や抜け毛もストレスを感じ血流が悪くなることで起きることがありますから、髪全体の問題として、ストレス発散は課題となるでしょう。
そうはいっても、歩くだけでストレスにぶち当たる…というストレスフルな人もいるでしょう。
仕事での人間関係はもちろん、ママ友との人間関係、親戚関係、夫婦関係…そして育児の悩みなど、ストレスを感じることは生活の中のさまざまな場面で出てきます。
ストレスを受けないように…と避けながら生きるのも、またストレスになってしまいそうですね。
そこでお勧めしたいのが、小まめにストレスを発散すること。
発散方法は人によってさまざまですが、ジムで汗を流す、ヨガで心身のバランスを整える、プールで無心になって泳ぐなど運動系のものから、部屋中をピカピカに掃除することで心もスッキリするという人もいますね。
一日の最後に湯船に入って、一人でリラックスする時間を作る、という人もいるでしょう。
自分にピッタリのストレス発散方法を見つけてみましょう!
頭皮マッサージ
ストレスや血行が悪くなることで、頭皮が硬くなっている女性はとても多いです。
白髪だけでなく抜け毛や薄毛予防としても、頭皮マッサージはおすすめです。
マッサージをは気が付いた時に行うことができますが、習慣化するためにもシャンプー後にドライヤーで乾かし終えた際に行うのがおすすめです。
また、自分へのご褒美として、美容院やサロンなどで頭皮マッサージをしてもらうのもよいでしょう。
白髪の対策について、もっと知りたい方はこちらの記事も読んでくださいね!
おすすめ記事:「最近、白髪が増えたかも?」 白髪が少ない人のなぜ
自分で白髪を染める方法とポイント
白髪が目立つのを隠すために、白髪染めをする女性は多いですよね。
美容院でヘアカラーしてもらう人もいると思いますが、美容院に行く時間や、経済的な問題などで、自分で白髪染めをしている人もいることでしょう。
また白髪が増えると1ヵ月もたつと根元部分や前髪の白髪が目立ってきてしまうため、自宅で手軽に染めたいという人もいるかもしれません。
自分で白髪を染める方法には、白髪染め(ヘアカラー)、白髪用カラートリートメントなどがあります。
この章では、より手軽に白髪を染められる「カラートリートメント」についてご紹介します。
洗髪後にお風呂で使える
カラートリートメントは、トリートメントと白髪を染める2つの効果があります。
普段トリートメントを付けるタイミングと同じく、洗髪後に使える商品です。
もちろん乾いた髪に使用することもできるので、白髪が目立つ部分にだけ部分染めとしても使用することができます。
その状態であれば、塗布している間に家事などを済ませるという時短テクを使うこともできます。
塗布時間はカラートリートメントにより異なりますので、推奨されている時間をタイマーで測ると良いでしょう。
分け目の塗り方のポイント
白髪が目立つ部分といえば、分け目ですよね。
中に生えてくれれば目立たないのに…と願うのですが、なぜか分け目にたくさん白髪が生えて目立ってしまう、というのはありがちですよね。
その場合には、最初は分け目部分からハケで両サイドに向かって塗ります。
少しずつ分け目をずらしながら塗ることで重ね塗りをすることになり、しっかりと白髪を染めることができます。
もみあげの塗り方ポイント
うっかり塗り残してしまうことがあるのが、もみあげです。
ハケやクシなどでは塗りにくいので、指で染料を塗るとよいでしょう。
耳につかないように、下から上に塗るのがポイントです。
生え際の塗り方ポイント
生え際の白髪は、伸びてきたときに一番目立つ部分といえます。
こまめに白髪染めをして、老けた印象を与えないようにしたいものです。
生え際については、コームで塗ることをおすすめします。
この時、コームを寝かせて塗ると地肌についてしまうことがあるので、立てて塗るようにするのがポイントです。
なお以下の記事では、白髪染めをカンタンにするためのポイントを分かりやすくご紹介しています。ぜひこちらもチェックしてくださいね!
おすすめ記事:セルフ白髪染めをもっとカンタンに。カラートリートメントでピンポイントの部分染め!
白髪を染める際に気をつけたいこと
妊娠中ときなどは、白髪染めをしてもいいのか迷うことがあると思います。
ここからは、白髪染めをする際に気を付けたいポイントをご紹介します。
妊娠中の白髪染めはNG?
妊娠中でも、白髪はいつも通り生えてきます。
たとえ妊娠中とはいえ、分け目や生え際に目立った白髪があると、白髪染めしたいなぁと思いますよね。
結論からいうと、白髪染めに配合されている化学製品の赤ちゃんへの影響は、科学的に明らかになっていないのが実情です。
しかし、妊娠中は白髪染めを控えた方がいいかも…と考えられるのは、ホルモンバランスが通常と大きく異なっているからです。
妊娠中は、皮膚や頭皮がいつもより敏感になっていますので、手袋を着用して染める白髪染めは、皮膚に強い刺激があるのは明らかですよね。
いつもと同じ白髪染めを使うから大丈夫!と思っていても、妊娠中は肌荒れやかぶれなどが発生する場合も。
さらに白髪染めの独特のにおいは、普段気にならなくても妊娠中は気分が悪くなってしまう可能性があります。
こうしたことから、妊娠中の白髪染めはあまりお勧めできません。
また、自分で染めるのではなく美容室で染めてもらう場合には、予約時などに妊娠中であることを伝えておきましょう。
美容室によっては、なるべく肌に負担がかからないカラーリング剤を勧めてくれることもありますよ。
中には妊婦さんの利用は難しい、という美容院もありますから、事前に相談しておきましょう。
無添加のカラートリートメントを使用する
いつもは市販の白髪染めで染めている方で、妊娠中も白髪を隠したい場合には、無添加のカラートリートメントを使用してみてはいかがでしょうか。
シャンプーの後のトリートメントをカラートリートメントに変えてしまうのです。
なじませて少し置いて洗い流すだけで、少しずつ白髪が目立たなくなります。
天然成分を配合しているものを選べば、肌荒れや炎症など、頭皮トラブルが起きる可能性が低くなります。
また白髪染め独特のにおいがなければ、気分が悪くなることもないでしょう。
妊娠中は、何かと不安も多い時期ですね。妊娠中の白髪染めについて、詳細に説明していますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめ記事:妊娠中の白髪染めについて注意しておきたいこと
まとめ
この記事では、女性の白髪の原因、対策方法についてご紹介しました。
残念ながら、いまだメラノサイトが機能低下する直接的な原因は分かっていませんが、間接的な原因を知り、できることから対策をしてみましょう。
また、加齢は避けられない問題ですので、白髪を隠したい時には、白髪染めをすることになります。
白髪が増えれば増えるほど、白髪染めをする間隔は短くなりますので、うまく時間を使って、負担にならないよう行いましょう。