薄毛や髪質は遺伝する?くせ毛や薄毛と遺伝の関係を徹底解説
公開日2019.07.24
更新日2023.05.10
髪質は遺伝すると言われていますが、実際、本当に遺伝するのでしょうか?
祖父母や親がくせ毛だと子供もくせ毛になりやすいようですし、薄毛だと子供も薄毛になる確率は高いようです。
しかし、くせ毛が出産で直毛になったという方も多いと聞きます。
髪は遺伝するようですが、それだけではなく、途中で髪質が変わることもあるようですね。
そこで今回は『遺伝と髪質』について下記の内容で考えてみたいと思います。
目次
- 1、両親がくせ毛だと80%がくせ毛に、うす毛は遺伝よりも加齢現象
- くせ毛は遺伝する?
- 薄毛は遺伝する?
- 2、髪質は遺伝しますが日々のケアで改善は可能です
1、両親がくせ毛だと80%がくせ毛に、うす毛は遺伝よりも加齢現象
私たち人間のからだの細胞の数をご存知ですか?
おおよそ60兆個もの細胞でできていて、その中にゲノムと呼ばれる遺伝情報が30億個も入っているのです。
体つき、顔の形、肌の色や目の色などが、両親から受け継いだ遺伝情報で決定します。
ですから髪の毛の質も両親から受け継いだ遺伝子によってある程度決まってしまいます。
くせ毛は遺伝する?
例えばくせ毛の場合は、両親ともにくせ毛だと80%、片親がくせ毛だと30~40%の確率で子供もくせ毛になりやすいと言われています。
ただ、遺伝であっても髪質は時にして変わることがあります。
出産後にくせ毛が直毛になったり、反対に直毛がくせ毛になったりというのは、多くのママたちが経験をしているのではないでしょうか。
これは妊娠・出産時のホルモンバランスなどの影響で、一時的に髪質が変わったと考えられます。
出産後に肌の調子がすごくよくなる人もいれば、敏感肌になったりする人がいるのと同じことなのですね。
ほとんどの方は、時間が経つと、また元の自分の髪質に戻られるようです。
薄毛は遺伝する?
男性の場合、父親やおじいちゃんが薄毛であったりすると「きっと自分も・・・」と戦々恐々としている方は多いようです。
薄気が遺伝するというのは本当で、男性型脱毛症の場合は、とくに母方の遺伝子の影響を受けやすいと言われています。
ですから男性の場合は母親の親が薄毛であると、ご本人も薄毛になりやすいことが推察されます。
ただ、これはあくまでも男性の場合です。女性の薄毛は遺伝よりも『加齢』と『生活習慣』の影響の方が大きいようです。
女性の薄毛の原因としては
◆加齢(ホルモン分泌の低下など)
◆生活習慣(シャンプー、毛染め、パーマ、ストレス、偏った食事など)
◆疾病疾患(ダイエット、亜鉛不足、鉄欠乏症、甲状腺機能障害など)
◆薬の影響(降圧剤、糖尿病薬、高脂血症用剤など)
上記の他に、遺伝的要素も考えられるのです。
つまり男性の脱毛とその結果の薄毛は、遺伝的要素が強く、改善する可能性が難しくなってしまいますが、女性の脱毛や薄毛は遺伝的影響が少なく、男性よりも改善効果がはるかに高いという特徴があるのです。
2、髪質は遺伝しますが日々のケアで改善は可能です
親からの遺伝、あるいは祖父母からの隔世遺伝により、髪が抜けて薄毛になってしまいがちな男性と比べて、女性の髪は改善に向かいやすいので、あきらめないでケアしていきましょう。
正しいシャンプーで頭皮を清潔に保ち、マッサージで血行を促進し、育毛剤などでの頭皮への栄養補給を心掛けるだけで、髪質はきっと変わります!
いかがでしょうか?
親から受け継いだ真っ直ぐな髪、あるいはくるくると巻いたくせ毛。また張りのある太くて硬い毛、細く軟らかい毛など。
どんな髪の毛も、それは家族の証しなのですから、大事にしたいものです。
なるべく好みの髪質を保つには育毛ケアはとても大切ですのでぜひ愛情を注いでケアしていきましょう。