ストレスが原因の抜け毛の種類は?病的脱毛の見分け方や対策も解説

ストレスが原因の抜け毛の種類は?病的脱毛の見分け方や対策も解説

ストレスで抜け毛は発症するのか、気になっている人も多いでしょう。

ストレスによるホルモンバランスの乱れで体調が悪化し、抜け毛につながるケースがあります。

この記事では、ストレスで抜け毛が増加する理由や、生理的脱毛と病的脱毛の違い、ストレスで発症する抜け毛の種類などを解説します。

ストレス以外の抜け毛の要因や対策も解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

ストレスは抜け毛が増える原因になる
自律神経の崩れで血行不良になる
良質な睡眠がとれなくなる
ホルモンバランスに乱れが生じる
ストレスによって引き起こされるその他のトラブル
「生理的脱毛(自然脱毛)」と「病的脱毛(異常脱毛)」とは?
通常の人のヘアサイクル(毛周期)は?
毎日100本以上抜ける場合は「病的脱毛」の可能性がある
ストレスなどによる「病的脱毛」の抜け毛の見分け方
抜ける毛の本数
毛根の形状や色
抜ける毛の長さや太さ
ストレスによって発症・悪化する抜け毛の種類
休止期脱毛症
円形脱毛症
AGA(男性型脱毛症)/FAGA(女性型脱毛症)
抜毛症
ストレス以外の抜け毛の要因は?
内的要因
遺伝
加齢
外的要因
食生活の乱れ
睡眠不足
喫煙
紫外線
カラーリング剤・ヘアアイロン・整髪料などによる傷み
ヘアスタイルによる髪・頭皮への負担
シャンプーの種類ややり方
季節の影響
ストレスが原因の抜け毛への対策
バランスの良い食事をとる
質の良い睡眠をとる
適度な運動をする
シャンプーを替える・正しい方法でやる
ヘッドスパ・マッサージをする
育毛剤を使う
まとめ
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ストレスは抜け毛が増える原因になる

ストレスが原因の抜け毛の種類は?病的脱毛の見分け方や対策も解説

ストレスで抜け毛が増えるケースもあります。以下では、なぜストレスで抜け毛が増加するのかについて解説します。

自律神経の崩れで血行不良になる

過度なストレスを感じる状態が続くと、自律神経のバランスが乱れます。

自律神経の役割は、消化や血行、体温などといった体内の働き・機能を調整することです。自律神経が乱れてしまうと、調整機能がうまく働かなくなり、血行が悪くなってしまいます。

これにより、髪の成長に必要な栄養素が頭皮に送られにくくなり、抜け毛につながります。

良質な睡眠がとれなくなる

自律神経のバランスの乱れは、副交感神経の働きを鈍らせます。

副交感神経とは、体や精神をリラックスさせる働きを担っている神経です。

副交感神経の働きが弱まると寝つきが悪くなってよく眠れなくなり、抜け毛が増加しやすくなります。

ホルモンバランスに乱れが生じる

ストレスが溜まると、ホルモンバランスの乱れを引き起こします。

過度なストレスを感じると、女性ホルモンであるエストロゲンは減少します。

エストロゲンとは、髪を健康に保ったり成長を促進したりするホルモンです。

また、男性ホルモンのテストステロンの分泌も増加してしまうため、抜け毛の増加につながるとされています。

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ストレスによって引き起こされるその他のトラブル

ストレスがかかると、頭皮が硬くなってしまいます

その結果、髪の毛が細くなって、ボリュームがなくなり薄毛にみえるケースもあります。

また、詳しくは後述しますが、ストレスはヘアサイクルの乱れを引き起こす一因です。

「生理的脱毛(自然脱毛)」と「病的脱毛(異常脱毛)」とは?

抜け毛は、「生理的脱毛(自然脱毛)」と「病的脱毛(異常脱毛)」の2つに分けられます。

ここでは、それぞれの脱毛について解説します。

通常の人のヘアサイクル(毛周期)は?

人の髪は一定のサイクルで、発毛~脱毛までを繰り返します

これを、ヘアサイクルもしくは毛周期と呼びます。

ヘアサイクルは、髪が成長して盛んに作られる「成長期」→成長が弱まっていく「退行期」→成長が止まり、新しい髪が生えることで脱毛する「休止期」を繰り返すのが特徴です。

通常の人のヘアサイクルは以下のとおりです。

・成長期:2~6年
・退行期:2~3週間
・休止期:3~4ヵ月

個人差はありますが、一般的には上記のようなサイクルで巡るとされています。

毎日100本以上抜ける場合は「病的脱毛」の可能性がある

通常、人の髪は1日に50~100本程度抜けるとされています

そのため、50~100本ぐらいの抜け毛は生理的脱毛だといえるでしょう。

一方、1日に100本以上髪が抜ける、もしくはその状態が続く場合は病的脱毛の可能性があります。

ストレスなどによる「病的脱毛」の抜け毛の見分け方

病的脱毛なのかどうか、見極めるポイントについて解説します。

抜ける毛の本数

前述したように、抜け毛の本数は大きな判断基準です。

1日に100本以上抜ける状態が続く場合、病的脱毛の可能性があります。

毛根の形状や色

生理的に抜けた髪の毛根は、丸みがあってふっくらしているのが特徴です。

一方、病的脱毛の場合、毛根が成長しきる前に抜けるため、毛根が小さくいびつな形をしています。

また、毛根の色にも注目です。病的脱毛の場合、毛根の色が黒くなります

抜ける毛の長さや太さ

生理的脱毛で抜けた髪は、ある程度長さがあって太くハリがあります。

対して、病的脱毛の場合には、短くて細いことが特徴です。

これは、髪が成長している途中で抜けてしまうことが関係しています。

成長途中の短くて細い髪ばかり抜ける場合は要注意です。

ストレスによって発症・悪化する抜け毛の種類

ストレスによって発症・悪化する抜け毛は、大きく分けて4つあります。

休止期脱毛症

休止期脱毛とは、ヘアサイクルの内「休止期」に髪の割合が増えてしまい、新しい髪が生えにくくなる脱毛症です。

ヘアサイクルにおける休止期の割合は、一般的に全体の7~13%程度とされています。

休止期脱毛症になると休止期の期間が長くなってしまうため、新しい髪が生えにくくなって、髪の密度がまばらになるなど薄毛が進行してしまいます。

休止期脱毛症を発症する原因は、甲状腺機能障害や鉄欠乏症などさまざまですが、ストレスも発症の原因です。

円形脱毛症

円形脱毛症とは、その名のとおり髪が円形に抜ける脱毛症です。

円形の脱毛が1箇所だけのケースもあれば、複数の場所に脱毛が起こる場合もあります。

一般的に、脱毛する範囲は10円玉ぐらいだといわれています。

しかし、重症化すると髪が全体的に抜け落ちる可能性もあるため、注意しましょう。

円形脱毛症は、短い期間で脱毛が進むのも特徴です。円形脱毛症の原因は、自己免疫疾患や皮膚炎などともいわれていますが、精神的なストレスも原因だとされています。

AGA(男性型脱毛症)/FAGA(女性型脱毛症)

AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性型脱毛症)は、精神的なストレスによって発症するものではありません。

一般的に、遺伝や加齢などが要因となり、ホルモンバランスが崩れることで発症するといわれています。

ただし、AGA・FAGA発症の直接的原因ではなくとも、ストレスが症状の悪化や治療効果を鈍らせる可能性はあります。

抜毛症

抜毛症とは、自分自身で髪をむしってしまったり、引っ張って抜いてしまったりする行為を繰り返す精神疾患の一種です。

無意識のうちに髪を抜いてしまうため、気がついたら大量の髪が抜けていたというケースも少なくありません。

精神的ストレスによって、抜毛症が発症する場合もあるため、ストレスを溜めこまないようにしましょう。

ストレス以外の抜け毛の要因は?

抜け毛の要因はストレス以外にも、以下のようなものが考えられます。

内的要因

抜け毛には、遺伝や加齢といった内的要因も大きく関係しています。

遺伝

AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性型脱毛症)は、遺伝の影響を受ける脱毛症です。

5αリダクターゼという酵素の影響を男性ホルモンが受けて発症しますが、5αリダクターゼの活性度や量は遺伝しやすいことが分かっています。

加齢

加齢も脱毛の原因です。年を取るにつれて、皮脂の分泌量は減少し頭皮が乾燥しやすくなります。

また、髪を成長させる毛母細胞の衰えやホルモンバランスの乱れなども関係します。

特に女性は、閉経後ホルモンバランスが崩れやすいため、注意しましょう。

外的要因

体の中だけでなく、生活習慣などの外的要因も抜け毛の原因です。

食生活の乱れ

過度なダイエットや栄養バランスの偏った食事などしていると、健康な髪の成長に必要なたんぱく質が不足します。

また、偏った食事で高脂肪になると血行が悪化し、頭皮に栄養が行き渡りにくくなるため、注意しましょう。

睡眠不足

睡眠不足が続くと細胞の正常な生まれ変わりを阻害され、髪が成長しなくなり抜け毛につながります。また、睡眠中には髪の成長を促す成長ホルモンが分泌されますが、十分な睡眠がとれなければ分泌量も減少し、髪の成長に悪影響を及ぼします。

喫煙

喫煙は血行不良の原因になります。また、血行不良が続くと、髪の成長期に栄養が不足して抜け毛になり、ヘアサイクルが乱れる可能性もあります。

紫外線

紫外線を浴びると頭皮も日焼けします。

日焼けでダメージを受けると、頭皮が硬くなって乾燥するため健康な髪が育ちにくくなります。

また、頭皮だけでなく髪にもダメージが与えられてしまい、抜け毛の原因になるため注意しましょう。

カラーリング剤・ヘアアイロン・整髪料などによる傷み

カラーやパーマを繰り返すと、髪だけでなく薬剤による頭皮ダメージにつながります

また、整髪料はしっかりと洗い流して、髪や頭皮に残らないようにしましょう。

ヘアアイロンも髪にダメージを与えるため、使いすぎには要注意です。

ヘアスタイルによる髪・頭皮への負担

同じ髪型を続けると、髪や頭皮の負担になります

例えば、毎日同じ分け目で生活する、ポニーテールなど後ろに引っ張って長時間結ぶヘアスタイルを続けてしまうと、頭皮ダメージが大きくなり、抜け毛リスクが高まります。

シャンプーの種類ややり方

肌にあわないシャンプーを使う、シャンプーでごしごし洗って皮脂をとりすぎると抜け毛になりやすいです

かゆみやふけなどの症状がある場合は、注意しましょう。

季節の影響

季節によって、抜け毛が増えやすい時期があります。

一般的には、秋は抜け毛が増加しやすいとされているため、悪化させないために生活習慣や睡眠不足などに気をつけて生活しましょう。

ストレスが原因の抜け毛への対策

ストレスによって起こる抜け毛対策としては、6つ考えられます。

バランスの良い食事をとる

健康な髪を作るためには、栄養バランスのとれた食事を心がけることが重要です。

主食・主菜・副菜・汁物というようにバランスを考えて食事をしましょう。

特に髪に良いとされている栄養素は、タンパク質(肉・魚・卵など)・ミネラル(海藻など)・ビタミンB(青魚・緑黄色野菜など)・亜鉛(甲殻類・ナッツなど)です。

質の良い睡眠をとる

十分な睡眠をとることも大切です。

また、睡眠時間だけでなく、質にも注目しましょう

寝る3時間前までに食事は終わらせておく、寝る前にカフェインの摂取やスマートフォンの使用を控えるといったことを心がけます。

適度な運動をする

運動不足は、血行不良や睡眠不足につながりやすいです。

そのため、軽めの運動やストレッチなどを行い、血行を良くしましょう

ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなどの有酸素運動がおすすめです。

シャンプーを替える・正しい方法でやる

自分にあったシャンプーを選び、正しい方法で髪を洗うことも大切です。

シャンプーは、刺激の強すぎないもの、乾燥肌やオイリー肌など自分の肌質にあうものを選びましょう

髪を洗う際には、指の腹で優しく洗います。爪を立てたりごしごし擦ったりしてはいけません。

また洗いすぎは頭皮に逆効果になるので、注意が必要です。

ヘッドスパ・マッサージをする

ヘッドスパで頭皮環境を改善するのもよい方法です。

プロによるヘッドスパなら、自分では取り除きにくい汚れなどの除去が期待できます。

また、お風呂あがりなどに頭皮マッサージをして、頭皮の血行を促進させるのもよいでしょう

育毛剤を使う

育毛剤を使用して頭皮環境を改善させることで、髪の成長促進や健康な髪の育成などが期待できます

マイナチュレは無添加製法にこだわっており、肌にも髪にもやさしい育毛剤です。

まとめ

ストレスによるホルモンバランスの乱れで体調が悪化し、過度なストレスは抜け毛につながるといわれています。

しかし、脱毛の原因はストレスだけではないため、生活習慣や十分な睡眠、自分にあったシャンプー選びや正しいシャンプーのやり方などを意識しましょう。

マイナチュレでは相談窓口を設けています。どなたでも相談できますので、何かお悩みがある方はいつでもご相談ください。
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