女性の薄毛と女性ホルモンの関係とは?6つの対策もわかりやすく解説
公開日2021.08.02
更新日2023.05.11
薄毛に悩む女性は多いのではないでしょうか。薄毛になる原因は女性ホルモンの減少、乱れが一因です。
この記事では、薄毛にお悩みの女性に向けて、女性ホルモンと薄毛の関係、改善のための対策をわかりやすく解説します。薄毛対策にぜひお役立てください。
目次
- 女性ホルモンと関係する薄毛の種類
- びまん性脱毛症
- 分娩後脱毛症
- 女性ホルモンが薄毛に影響する理由
- 女性ホルモンは髪の成長を促す
- 女性ホルモンが減少する原因
- 加齢により減少している
- 生活リズムが乱れている
- 無理なダイエットをしている
- 過度なストレスがある
- 更年期には薄毛対策を
- 女性の薄毛を改善するための6つの対策
- 食事を改善する
- 規則正しく生活する
- 運動を取り入れる
- ストレスをためないようにする
- 頭皮マッサージを行う
- 育毛剤を利用する
- まとめ
女性ホルモンと関係する薄毛の種類
ここでは、女性ホルモンの変化が関係する薄毛の種類を解説します。
びまん性脱毛症
びまん性脱毛症とは更年期の女性に多い薄毛の症状です。生え際だけが薄くなるというよりも髪の毛が全体的に薄くなることが特徴です。
原因としては女性ホルモンの減少が一因とされています。
具体的には女性ホルモンが低下し、男性ホルモンの分泌量が多くなることがあげられます。
しかし、これは一因に過ぎず、さまざまな要因が考えられます。
分娩後脱毛症
分娩後脱毛症とは、妊娠中に比べて産後に女性ホルモンが減少するために起こる症状です。
妊娠中は女性ホルモンの分泌量が多いのですが、産後は一気に女性ホルモンの分泌量が低下し、髪が抜けやすくなることが原因です。
これは産後に一時的に起こる一過性の症状なので、特に心配する必要はありません。
女性ホルモンが薄毛に影響する理由
女性ホルモンはなぜ薄毛に影響するのでしょうか。その理由について解説します。
女性ホルモンは髪の成長を促す
女性ホルモンは髪の成長を促す役割があります。そのため、ヘアサイクルの「成長期」を支え、髪の健康をキープします。
逆に女性ホルモンが減少したりバランスが崩れたりすると、ヘアサイクルがうまく回らなくなり、薄毛の一因になるのです。
ヘアサイクルとは
ヘアサイクルとは発毛と脱毛の一定のサイクルのことです。ヘアサイクルには以下の3つの期間があります。
1.成長期
2.退行期
3.休止期
「成長期」は、頭髪が成長し続ける期間のことです。
髪全体の約9割が成長期にあり、通常なら3〜7年、平均的に5年間、髪は成長し続けます。
「退行期」は、毛球部という髪の成長にかかわる部分が徐々に退縮していく期間のことです。急速に毛母細胞の分裂が衰える時期といえるでしょう。
「休止期」は、髪の毛の成長が完全にとまった状態です。この期間は自然に髪が抜けていきます。一般的に休止期は3ヵ月ほどで、その後は成長期に戻り、新しい髪が生まれていきます。
この一連のヘアサイクルの流れが乱れると細く短い毛が生え、抜け毛が増えるという薄毛の兆候につながるのです。
女性ホルモンが減少する原因
女性ホルモンはなぜ減少するのでしょうか。ここでは、その原因について解説します。
加齢により減少している
女性ホルモンは加齢とともに減少していきます。
女性ホルモンの分泌が一番多いのは20代〜30代で、その後は年齢を重ねるとともに減っていきます。
また、更年期には大きく減少するという特徴があります。更年期は誰もが迎えるサイクルでもあるので、しっかりと薄毛対策を行う必要があるでしょう。
具体的な対策については後半の見出しで解説します。
生活リズムが乱れている
生活リズムの乱れも女性ホルモンのバランスが乱れる原因となります。
たとえば、睡眠不足や暴飲暴食、運動不足などは生活リズムが崩れる要因です。
できるだけ規則正しい生活を過ごすことが、女性ホルモンのバランスを整えるためには重要になります。
睡眠をしっかりと取り、バランスの良い食事を心がけ、適度に運動を取り入れましょう。
無理なダイエットをしている
無理なダイエットは女性ホルモンが減少する要因となります。
さらに、健康を害することもありますので、必要以上のダイエットは行わないように気をつけましょう。
女性ホルモンが減少する理由としては、命にかかわる体の機能が過度なダイエットにより優先され、卵巣の機能が後回しになることがあります。
過度なストレスがある
過度なストレスは脳の視床下部の機能に影響します。その結果、ホルモン分泌をうまく促すことができなくなり、女性ホルモンの減少につながります。
過度なストレスの原因としては、精神的な緊張や、忙しすぎる生活、激しい気温差などがあげられます。
脳はストレスに非常に敏感なため、できるだけストレスを避ける生活を心がけましょう。
更年期には薄毛対策を
前述したとおり、更年期にはホルモンバランスが乱れやすいため薄毛対策を行う必要があります。
更年期は誰にでも訪れるため、さまざまな角度から薄毛対策を行いましょう。
以下の見出しでは女性特有の薄毛を対策する方法を詳しく解説します。
女性の薄毛を改善するための6つの対策
ここからは女性の薄毛を改善するための6つの対策を紹介します。
食事を改善する
薄毛対策のためには食事の改善を行うと効果的です。
具体的には1日3食をしっかりと取り、バランス良くさまざまな食材を食べるようにしましょう。
髪の成長にいいとされる食材は科学的な根拠も乏しい場合が多いため、そればかりを食べるよりもバランスの取れた食事が大切です。
普段の食事では摂取できない栄養素については、サプリメントなどで補うことがおすすめです。
規則正しく生活する
規則正しい生活は女性ホルモンのバランスを整えるためには欠かせません。
毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝るという生活は自律神経を整えてくれます。そのため、毎日起きる時間と寝る時間が不規則だと、ホルモンバランスが乱れやすくなります。
また、睡眠時間も髪の成長に大切な要素ですので、睡眠は最低でも6〜7時間は取るように心がけましょう。
運動を取り入れる
運動習慣も髪の成長のために欠かせません。
運動をすると女性ホルモンのバランスが整い、血行もよくなるため、髪の毛が育ちやすくなります。
強度の高い運動を行う必要はなく、ストレッチ、ウォーキングなどの軽い運動で十分です。ヨガなども取り入れると効果的でしょう。
凝り固まった体をほぐすことで女性ホルモンのバランスが整います。ぜひ運動習慣を取り入れてみてください。
ストレスをためないようにする
前述したとおり、ストレスは女性ホルモンのバランスを乱す原因となるため、ためないように気をつけることが大切です。
そのためには意識して気分転換の時間を確保するようにしたり、趣味の時間を持ったりするようにしましょう。
先に紹介した運動習慣を取り入れると気分転換になり、ストレス発散と健康促進にもなるためおすすめです。
頭皮マッサージを行う
頭皮が硬いと、血行が悪くなり、健康的な髪の毛が育ちにくくなります。
そのため、1日5分を目安に頭皮マッサージを行いましょう。血流が良くなり、頭皮の毛穴つまりの解消やリラックス効果もあります。
リラックスして頭皮のストレスを取り除くことで女性ホルモンのバランスが整い、育毛につながります。
育毛剤を利用する
薄毛対策や髪の成長を促すために育毛剤を利用するという方法もあります。
昨今ではスキンケアと同じ感覚で、気軽に取り入れられる育毛剤も多いです。
また、育毛剤と聞くと男性が使うというイメージがあるかもしれません。しかし、現在は女性も育毛剤を使っている人が増えてきています。
まとめ
女性ホルモンの関係で薄毛に悩む女性は多いです。女性ホルモンの変化は誰でも経験することなので、薄毛対策はしっかりと行っておく必要があります。
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