Vol.6 カロリーについてもう一度考えてみよう

コラム

実のところカロリーって何なのでしょうか?

ダイエット=カロリー制限! 特に炭水化物はダメ!と決めつけてしまい、今流行りの「糖質OFF」にこだわり、ついつい炭水化物を食べるのを避けるダイエットにチャレンジされているケースをよく目にします。でも、「結局続かず何回も失敗しています…」という声もお聞きします。実のところ、カロリーについて考える機会はあまりありませんよね。そこでカロリーとは何か、この際に考えてみましょう。

カロリーは調味料にもしっかり含まれています

カロリーとは、食べ物に含まれるエネルギーの元を表す単位と言って良いと思います。ですから、皆さんが「太る」と想像している糖質にも、もちろんカロリーが含まれています。特に甘いものには全般的にカロリーが多く、粉類、芋類、米類にもしっかりと入っています。そんな背景があるからでしょうか、「単純にカロリーを抜けば良いだろう」となるわけですが、カロリーを含むものはそれらだけではありません。

米や芋よりももっと多くのカロリーを含むものがあります。それが脂質です。糖質1gが4kcalなのに対し、脂質には1gに9kcalものカロリーが含有されています。油大さじ1杯でなんと111kcal。食材はもちろんですが、実は調味料にもカロリーはしっかり含まれているのです。甘い砂糖やみりん、そして醤油に至るまで、ほとんどの調味料に入っているといっても過言ではありません。強いて挙げると、塩だけは0kcal。ただ、料理は「食材+調味料」で組み立てられますから、なかなか目に見えない調味料にも、しっかりと上乗せされる「隠れカロリー」が含まれていることを知っておいていただきたいのです。

無駄なカロリーを摂り過ぎないために

カロリーに対する大いなる誤解、それは「カロリーを摂ることは悪」と考えられていることです。しかし、そうではありません。食べるということは、脳をしっかり働かせ活動する元を作ること。細胞を作る、元気な体を作る、それぞれに仕事をしてくれる栄養素を摂取することは、人間が生きていく上で不可欠です。

朝昼晩それぞれの食事を栄養素が足りるようにしっかり摂取できれば、余計な間食は摂らずに済みます。甘いお菓子からは心の満足感は得られますが、カロリーが高いわりにお腹への満足感は少ないものです。だからこそ、ほどほどにしておかないと必要以上にカロリーを摂ってしまい、肥満につながります。偏った食生活が続けば、体はどんどん重くなり正常に動かなくなります。

 
カロリー摂取で忘れてはならないことは、基本的な食事をしっかりといただき、体と上手に付き合いながら、無駄で余分なカロリーを摂り過ぎないようにすることです。当たり前のことですが、一番大事なのは基本の継続。カロリーのことを考えると、日々の食事の大切さがより一層わかりますね。

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材料(2〜3人前)

じゃがいも …450g
玉ねぎ …100g
人参 …1/2本
豚バラ肉 …200g
…小さじ1強
…2/3カップ
黒胡椒 …お好みで

作り方

  • じゃがいもは皮を剥き、大きめの一口大に切ってつかみ洗い。玉ねぎ、人参は乱切りにする。
  • 豚バラ肉は熱湯洗いをし、ザルに上げておく。
  • 鍋にじゃがいも、人参、玉ねぎ、豚肉を入れ、水と塩を加えて蓋をし中火にかける。ひと煮立ちしたら火を少し弱めて、さらに7~8分ほど加熱。
  • 具材に竹串を刺してスッと通れば、蓋を外して煮切る。お好みで仕上げに黒胡椒を振る。

    【ポイント】
    豚バラ肉を熱湯洗いすることで余分な脂や灰汁を除くことができます。
    沸騰しているお湯に入れるのではなく、一度沸かして火を止めたお湯に豚バラ肉をくぐらせることで、お肉の旨味を損なわず美味しくいただけます。

食材の栄養素ポイント

  • 豚バラ肉

    豚肉には髪の毛の元を作る良質なたんぱく質が豊富に含まれています。
    ビタミンも多く含んでおり、美容美髪効果はもちろん、疲労回復効果もあります。

  • 人参

    人参に含まれるビタミンAは、髪の天然の油分を保持し、ツヤのある健康な見た目の髪にしてくれる効果があります。

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本記事は会報誌から一部抜粋をしてお届けしています。


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