牡蠣の鍋ごはん

牡蠣の鍋ごはん

髪のハリ・コシに欠かせない亜鉛は、カラダの中で作ることができない栄養素。40代から減少していきます。亜鉛には、頭髪の主成分のケラチンなどタンパク質の合成を支える役目があり、髪のキューティクルの内側に補われることでハリやコシを与えます。牡蠣は亜鉛がとにかく豊富。真牡蠣が旬を迎える冬には、牡蠣と煮汁の旨味までも、ごはんに炊き込んで贅沢にいただきましょう。

牡蠣ごはんを美味しくいただくには、なるべく大粒の牡蠣を選びましょう。米と炊き込む前に蒸し煮にするときに半なまにとどめておくことが、プリっとふっくらした牡蠣ごはんに炊き上げるコツです。

美髪ポイント

  • 牡蠣

    亜鉛を筆頭とするミネラル、ビタミン、タンパク質などをバランス良く摂ることは、薄毛対策に有効。これら髪に重要な栄養素を豊富に含んでいるのが、「海のミルク」と呼ばれている牡蠣なのです。1日に必要な亜鉛の量は8㎎で、生牡蠣なら、女性は1日4個以上、男性は5個以上食べるといいそうです。

  • 生姜

    育毛に効果的な生姜の3つの成分①ショウキョウエキス:頭皮や髪の毛の抗菌作用や、皮膚を刺激する作用、血行促進効果も育毛に効果的。②ショウガオール:活性酸素を抑制する成分は頭皮のアンチエイジングに働く。③ジンゲロール:抹消血管を拡張させて頭皮の血流を改善。特に、③は、なまの生姜に多く含まれています。

材料(作りやすい分量)

生かき(加熱用) …300g
…2合
生姜の千切り …1片分
だし汁 …2カップ
ざく切りの糸三つ葉 …適量
<A>
…50㏄
…50㏄
<B>
…小さじ1/2
醤油 …大さじ1
…大さじ1

作り方

  • 米は洗い、ザルにあげて30分ほど水気を切る。
  • 牡蠣をボウルに入れ、塩大さじ1/2(分量外)をふりかけて上下を返しながら馴染ませる。ヌメリがでてきたら、水をためた別のボウルに移して優しく洗う。ザルにあげて水気を切り、キッチンペーパーで水気をふき取る。 牡蠣をボウルに入れ、塩大さじ1/2(分量外)をふりかけて上下を返しながら馴染ませる。ヌメリがでてきたら、水をためた別のボウルに移して優しく洗う。ザルにあげて水気を切り、キッチンペーパーで水気をふき取る。
  • 小鍋にAと②を入れて火にかける。煮立ったら弱火にし、1分ほど煮る。
  • ボウルにザルをおき、③をあけて水気を切る。煮汁は小鍋に戻し、アクを取りのぞきながら半量になるまで煮詰めて冷ます。
  • 鍋に米と煮汁、だし汁、Bを加えてサッと混ぜ合わせる。米を平らにならし、牡蠣を並べ、生姜をちらす。 鍋に米と煮汁、だし汁、Bを加えてサッと混ぜ合わせる。米を平らにならし、牡蠣を並べ、生姜をちらす。
  • 鍋にフタをして、強火にかける。煮立ってきたら、弱火にして15分炊き、火を止めて10分蒸らす。
  • 牡蠣をつぶさないように混ぜ合わせ、糸三つ葉をちらす。

監修

池上 正子/料理研究家
イタリア留学時、異国の地で和食の素晴らしさに目覚め、帰国後、老舗精進料理店勤務を経て、独立。著書に「節約冷凍レシピ」(永岡書店)など。

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